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秋元康氏も絶賛か!? 『泣けるAKB48』ヒット御礼特別企画 "ちょこっとだけ『泣けるAKB48』"

【総選挙7位】高橋みなみ AKB48の”Pioneer”メンバーが選んだ絶対的リーダーの天命

●メンバーからリーダーを指名された高橋 彼女が見せた公演への真摯な姿勢

 そんなA3rd公演の千秋楽をもって、これまでリーダーとしてメンバーを支えていた折井あゆみが卒業することになる。現在はキャプテンとも呼ばれるこのポジションだが、公演前には、メンバーに振り付けの確認を行い、時に悩みを抱える者には相談に乗るなど、その仕事は多岐にわたり、非常に重責である。続くA4th『ただいま恋愛中』公演のレッスンが始まる中、折井が担っていたポジションが空席になり、円陣での号令を誰が掛けるのかという話になった際、駒谷仁美(08年卒業)の提案から高橋が行うことになる。『AKB48総選挙公式ガイドブック』で、彼女はその経緯を次のように明かしている。

「公演の前にはいつも円陣を組んでいるのですが、今まで仕切っていてくれたメンバーが卒業して、じゃあ誰がやる? となったんです。そのとき不思議なのですが、突然『私、やってみたいな』と思ったんですよ。で、どうやら反対者もいないようでしたから(笑)、仕切らせていただきました。その日を境に、自分はAKBの中で、こういうポジションで、頑張りたい、と思うようになったんです」

 これまでの人生は何もかも三日坊主だったという彼女。だが、AKBは「やればやるほど先が見えてくる」と感じた。加えて「できなかったことができるようになると、ファンの方が誉めてくれたり、メンバーと喜び合ったりできるんですよ。そう考えると、AKB48に入れてよかったとつくづく思うんですよねぇ」(同)と、達成感を感じている。ファンがメンバーの成長をつぶさに気づくことができ、それを握手会などで本人に直接伝えられるのがAKB48の醍醐味であり、その点を高橋自身も前向きに捉えているようだ。AKB48に愛着を持ち、公演にも情熱を注ぐ彼女を象徴するようなエピソードがある。

 07年3月13日の公演で、高橋は、映画『伝染歌』の撮影のために、冒頭3曲とユニット曲までしか出演できない予定だったが、急きょスケジュールが変わり、最後まで出演可能になった。ステージ上でスタッフからそれを耳打ちされた高橋は飛び上がって喜び、涙まで見せた。いかに、高橋が1回1回の公演を大切に思い、また、自分の責務をまっとうする責任感を持っているかを証明する出来事だろう。

 7月1日からはチームAとチームKの合同によるひまわり組がスタートし、高橋は同じく歌手志望である増田有華とデュエットナンバー「ヒグラシノコイ」を担当。各チームを代表する歌姫の豪華競演であり、儚い恋心を描いた名バラードとなった。同月、高橋は小嶋陽菜、峯岸みなみとプロダクション尾木に移籍を果たす。この3人はA4th公演で「純愛のクレッシェンド」、ひまわり組2nd公演で「Bye Bye Bye」を担当し、後者では振り付けを3人で考えるなど結束を強め、08年10月にはユニット「ノースリーブス」を結成。3人でドラマ『メン☆ドル~イケメンアイドル~』(テレビ東京系)に主演。高橋は、男勝りの河内ナミを演じ、売れっ子アイドル・レイ(多岐川華子)とのキスシーンにも挑戦した。

●チームAが最悪の状態に……高橋が始めた”楽屋パトロール”の真相

 『メン☆ドル』の撮影により、A5th公演『恋愛禁止条例』に公演開始から2カ月間出られなかった高橋。12月16日にようやく出演を果たすが、当時のチームAは、”最悪の状態”だったと、フォトブック『たかみな』で明かしている。公演前に体をほぐすストレッチに出ないメンバーがおり、チームが、数人ずつの仲良しグループに分かれ、公演中のMCでもその雰囲気が出るようになっていた。1期メンバーと研究生出身のメンバーの間に一種の壁ができており、高橋はそれを察知していたのだった。それから高橋は、楽屋を”パトロール”することを始めた。
「楽屋の中をとにかく歩き回って、仲のいいメンバーだけで固まってないかを探す。固まっていたらいったん自分も加わり、それから中の誰かを違う輪の中へ連れ出す。またはほかの輪の中から誰かを連れてくる。そうやって、仲良しグループを解体していくことを心がけました」(同)

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