斉藤和義が話題のUSTREAMを再開 中継で放つ新曲は怒りや悲しみが込められた”鎮魂歌”
シンガーソングライターの斉藤和義が6月22日の21時よりUSTREAMチャンネルを再開する。自らの代表曲「ずっと好きだった」の替え歌流出騒動がネット上を中心に爆発的な話題となったが(記事参照)、そのきっかけにもなったのがこのUSTREAMチャンネル。そしてこの中継の中で急遽配信スタートされる新曲「雨宿り」も初披露されることになった。
YouTubeでの流出を発端に始まった「ずっとウソだった」替え歌騒動だが、4月8日に中継された斉藤和義のUSTREAM生番組「空に星が綺麗」では視聴者が殺到し、放送が一時フリーズするほどの反響を呼んだ。この番組は4月8日より4月29日までの毎週金曜日に全4回の1カ月限定で放送され、視聴者に被災地への義援金寄付を呼びかけるチャリティー配信企画として行われたが、今回は毎月2回の番組配信を予定。その初回となる番組内で、斉藤が震災後制作した新曲「雨宿り」が初披露される。
5月初旬、いつもの様に斉藤はレコーディングスタジオに入り、スタジオの片隅にある部屋に独りで籠って楽曲を作り始めたという。数時間後、部屋から出てきた斉藤はアコースティックギターと歌と同時に録音し始めたが、結局ピアノで弾き語りというスタイルで録音が始まったそうだ。
いま伝えておきたいことがある。忘れちゃいけないことがある。これは復興支援ソングではない。
出来上がった「雨宿り」には、斉藤自身の怒りや悲しみともとれる強いメッセージが込められた。震災から3カ月以上が経過してなお、今回の震災で起きた全てのことを決して忘れてはいけないと語りかけられるようなレクイエムが完成した。
数多くのミュージシャンが震災をきっかけに個々の表現を示しているが、その中でも大きな反響を残した斉藤による新曲は、新たな波紋を呼びそうだ――。
●Speedstarチャンネル
http://www.ustream.tv/channel/speedstarch
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