秋元康の「色欲」に狂わされたひとりの女優
2011/06/20 11:00
画像は秋元康総合プロデューサー
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、芸能界の裏側に横たわるオトコとオンナの深い業を掘り起こします。
AKB48総選挙は、プロデュースした秋元康のマジックにファンのみならず、メディアも踊らされたが、親しい音楽プロデューサーや、レコード関係者から「秋元マジックは、音楽業界の活性化につながらない」「ファン心理をあおって、犯罪の温床にならなければいいいが」と危惧する声が筆者に寄せられた。
筆者は以前から、AKB48の総選挙は、ジャニーズ事務所のやり口に似ていると指摘してきた。ジャニーズの場合、ファンクラブを通じて、所属アイドルの新曲が発売されると同時に暗にCDを買い占めすることを要求。これにより、「オリコンチャート初登場1位」などという”ヒット曲幻想”を生み出してきたが、ファンたちはこの”幻想”を共有するために、自らの懐を痛めて、ひとり複数枚のCDを買うことなど珍しくなくなっていったのだ。
秋元の考えた”手口”も「新しい」ともてはやされているが、根底は一緒だ。オリコンチャート1位などという言葉にもはやステータスがなくなった今、ファン心理を揺さぶったのが、好きなメンバーを「ナンバー1にするために私財を投げ打つ」というタニマチ的、いや、キャバクラの上得意的なモチベーションだ。好きなキャバ嬢をナンバー1にするべく売り上げに貢献し続けるがごとく、CDを買い続けるAKB48のファンたち。しかし、こうした心理をあおりすぎれば、金がなくなったファンは、犯罪に走る可能性も否定できない。そうした社会問題が表出すれば、AKBバブルは一気にはじけるだろう。
そもそも、秋元という男は……
最終更新:2013/09/12 18:12
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
00:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化