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第3回選抜総選挙終了&『泣けるAKB48』発売特別企画 "ちょこっとだけ『泣けるAKB48』"

【総選挙8位】板野友美 最強ツインテーラーからギャルのファッションアイコンへ

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AKB48評伝本『泣けるAKB48 メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』発売を記念して、その一部を抜粋して紹介する。今回は第3回選抜総選挙で、柏木由紀、指原莉乃などの躍進を遂げたメンバーがいた一方、8位という結果がサプライズとなった板野友美。が、それは彼女がAKB48を代表する存在であったからこその驚きだった。ツインテールアイドルから、ファッションに目覚め、自らの信じるスタイルを世間に浸透させた板野の生き様に肉薄する。

 板野友美は大阪の千里ニュータウンで生まれ、幼稚園の頃は、当時大人気だったSPEEDが好きになり、すでにダンスの練習をしていたという。さらに、小学校低学年の頃は、週6日で習い事に通う日々を送る。

「ダンス以外でも、エレクトーンや水泳、学習塾。あと全然身についてないけど英語も習ってました(笑)。水泳はベストスイマーっていうクラスまでいかないとダンスを習わせてくれなかったので(笑)、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、バタフライを個人メドレーで合格できるまで続けました」(ウェブサイト「4B」)

 小学校4年生で大阪から神奈川県に転校して以降もダンスを習い、2004年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)では、EXILEのキッズダンサーを務めた。その後、『AKB48オープニングメンバーオーディション』に合格。14歳でAKB48として活動を開始する。当時は黒髪のツインテールで、自己紹介では「お耳がピョンピョン、元気なバンビちゃん」と名乗っていた板野。現在のギャルのカリスマとは正反対の、愛らしいルックスで笑顔を振りまいていた。

 2nd公演では「嘆きのフィギュア」「ガラスのI LOVE YOU」、3rd公演では「投げキッスで撃ち落せ!」など、キュートなユニットに参加する。06年10月25日発売のメジャーデビューシングル「会いたかった」の選抜にも選ばれ、この頃には髪型がサイドテール風に変貌。また、06年11月から『からだであそぼ』(NHK教育テレビ)で、小野恵令奈、奥真奈美、増山加弥乃ら年少メンバーと4人で、「ほね組fromAKB48」として「ほねほねワルツ」に参加するなど、清純なアイドル路線を進んでいた。だが、板野は、当時は少しキャラを”作って”いたようだ。

「最初の頃は”アイドルにならなきゃいけない!”っていうのがすごくあったんですよ。ちょっとツクってたんですよ(笑)。しかもなぜか気に入ってたんですよ、自分でも!! ”アイドルはこれだ!?”とか思ってて。でも、2ndの時に秋元先生に”その髪も飽きてきただろう”って言われて……。で、じゃあどうしようってメイクさんと相談して、まずはツインテールから一つにしよう! で、こないだの3rdステージもあの髪型なんですけど。なんか~、ちょっとキャラも変えちゃおうかなって、色も茶色にしたんですよ。思い切って」(『48現象』)

 07年8月からの3rd公演の途中から茶髪になり、4月から高校生になったことも後押しして、彼女のファッションへのこだわりが覚醒していった。4th公演では、そんな彼女が求めていた、ちょっとオトナのダンスナンバー「Faint」でセンターを務め、新たな路線を開拓していく。5月には、大島麻衣、河西智美とともに、ホリプロへ移籍を果たし、一時期は芸能人女子フットサルチーム・XANADUloves NHCにも所属。「すかいらーくグループCUPinザ・冒険王2007」の決勝戦でゴールを決めるなど活躍する。また、07年7月からはチームAとKのシャッフルによるひまわり組として公演を行い、ここでもR&B系のダンスが冴える「愛しさのdefense」に参加。続くひまわり組2nd公演では、秋元才加、大島優子、篠田麻里子とゴリゴリのロックナンバー「Confession」に挑戦。秋元、大島らチームKのメンバーのパフォーマンスに刺激を受けたようだ。08年4月18日の千秋楽では、ひまわり組での10カ月を振り返り、秋元に対して「近寄りがたかった」と爆弾発言をしながらも「ひまわりを通して大好きになりました」と告白。秋元がメンバーそれぞれにクッキーを焼いてきた話に板野は「ひとりひとりにメッセージが書いてあって、感動したんですよ。みんな、手紙読んで、泣いてました」と絆を深めたようだった。

■板野友美と河西智美 同い年・同音異字で生まれた”ともとも”の絆

 板野と絆が深いといえば、同じホリプロである河西で、この時期から2人はラジオ『ともとものヤギさん、おいで~♪』(TBS RADIOpodcasting954)をスタート。08年11月16日の河西の誕生日には、板野がサプライズ企画を仕掛けた。河西のブログによると、15日の夜に河西は、仕事の打ち合わせだとマネジャーから呼び出され、ディズニーシーにあるホテルミラコスタに向かうと、板野が入口におり、「お誕生日おめでとう♪ サプライズだょ!!!」とプレゼントを渡される。さらに、部屋に通されると、ほかに友人たちもおり、そこから日付を越えてのお祝いパーティーが行われた。板野が自らホテルを手配し、友人にも声をかけて開催したのだった。友人が帰った後も板野は河西と語り合い、河西は「すっごく幸せで2人で語り明かした…本当に感動した」と感無量だったようだ。板野は「私たちってタイプは全然違うんですけど、気が合うんです」(『memew』)と二人の関係を語っている。河西とは、その後も、09年7月に「ナットウエンジェル」としてユニットに参加したほか、『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)にそろって出演し、10年3月31日に役名のQueen&Elizabeth名義でシングル「LoveWars」をリリースするなど、共に活躍の場を広げていった。08年9月からは『Cawaii!』のモデルとしてデビューを飾り、ここから待望のファッション関連の仕事が次々に舞い込むのだった。
(文=本城零次)

 その後の、板野のファッションへのこだわり、前田敦子との友情、ソロデビューの真相に迫っていく――。続きは現在発売中のAKB48評伝本『泣けるAKB48~メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』(サイゾー)に掲載。

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■『泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』

劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続けている”AKB48評論家”が紡ぎだすAKB48「圧倒的成功」の真相。本書の詳細はこちら。
https://www.cyzo.com/2011/06/post_7538.html


泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡

今こそ必読。

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最終更新:2013/01/29 12:20
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