トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル > AKB・坂道系  > 【総選挙9位】指原莉乃 ヲタク少女からヘタレクイーンへ! 指原クオリティ覚醒!!
第3回選抜総選挙終了&『泣けるAKB48』発売特別企画 "ちょこっとだけ『泣けるAKB48』"

【総選挙9位】指原莉乃 ヲタク少女からヘタレクイーンへ! 指原クオリティ覚醒!!

akb_bk_sashiko.jpg

AKB48評伝本『泣けるAKB48 メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』発売を記念して、その一部を抜粋して紹介する。今回は、第3回選抜総選挙で、前回の19位から、9位と大幅ランクアップとなった指原莉乃。生粋のアイドルファンだった彼女が、ヘタレキャラを確立して冠番組を持つまでのサクセスストーリーを検証する。

 小学生の頃からモーニング娘。のファンになり、そこからBerryz工房、℃-uteなど、ハロー!プロジェクトにドップリとハマっていた指原莉乃。ヲタ活動を充実させながらも、中学校では吹奏楽部に所属し、トロンボーンを担当。だが、「教室にあんまり居場所がなかったんです。今では、誰も信じてくれないんですけど、指原暗いんですよ。地味だったんです」(『SWITCH』)と語るほど、切ないローティーン時代を送る。やがて彼女のアイドル熱はハロプロからAKB48にも広がり、2007年3月、福岡国際会議場メインホールで行われた『春のちょっとだけ全国ツアー』コンサートをファンとして鑑賞する。そこから佐藤由加理(現・SDN48)推しとなった指原に転機が訪れる。アイドルに憧れる彼女は自らAKB48の第2回研究生(5期生)オーディションに応募し、見事人生初のオーディションで1次審査に合格したのだ。母と一緒に上京し、次なる審査を受けることになるが、当時中学3年生の彼女は、都会の喧騒に圧倒されてしまった。

「(オーディションは)渋谷が会場だったんですが、田舎から出てきて、とにかく人が多いのにビックリして本番前からすごく緊張しちゃって……。面接では明るくしゃべれなかったし、歌の審査でも声が裏返っちゃって、でもそれが逆にインパクトを与えて合格できたのかなって思っています」(『Audition』)

 アイドルに憧れる情熱が評価されたのか、合格を果たした指原。上京後の08年2月からは、それぞれ地方出身者である4期生の大家志津香、中西優香(現在・SKE48)のほか、5期生の北原里英、冨田麻友(09年卒業)と合宿所生活を送ることになる。

「レッスン場で出るお弁当をなんとかして多めにもらって、それを合宿所に持って帰ってきて夜食にしてたんだけど、だいたいお弁当は豚肉の生姜焼きとかの4種類ぐらいを繰り返していたからね」(『AKB48×プレイボーイ』)

 東京に出てきたばかりで右も左もわからない中、同じ弁当を1日に2回食べながら、レッスンに励んだ指原。実はアイドルとは、非常にストイックなものだということを、この生活を通して痛感したことだろう。そんな努力を重ねながら、ようやく研究生としてステージに立つことになる。チームB3rd『パジャマドライブ』公演で、ユニット曲「純情主義」のバックダンサーとして、公演デビューを果たしたのだった。

■指原が語った「推しメン論」とチーム昇格&初選抜の裏側

 指原は、チームA4thリバイバル『ただいま恋愛中』公演では、板野友美のアンダーを担当。研究生のみによる同公演では、指原から「推しとは変えるものではなく、増やすもの」という発言が飛び出し、ファン心理を理解した言葉がファンの話題を集める。推しメンを変える”推し変”ではなく、推しを増やす”推し増”をアイドル本人が推奨するのはエポックメイキングで、早くもファンと同じ目線で話せるトーク力の片鱗を見せつけたのだった。

 そんな中、8月2日、指原がチームBに昇格することになる。その日はチームB3rd公演で、公演の最後に浦野一美が「チームBに新しいメンバーが入ることになりました!!」と発表。その日、劇場には来ていたものの、私服のまま楽屋で耳かきをしていた指原は、突然呼ばれ、急きょ、耳かき用の綿棒を持ったまま舞台に登場。まさに寝耳に水のサプライズで、チームB正規メンバーとしての一歩を踏み出したのだった。

 それから間もなく、指原は、10月22日発売のシングル「大声ダイヤモンド」で初めて選抜メンバーに起用される。ハイスピードでの選抜起用に、彼女は「初選抜で、周りが豪華だから緊張の連続です。大分の友達にPVを見せたいです。ちょっとしか映ってないけど(笑)」(『B.L.T』)と、その栄誉の喜びを語った。
(文=本城零次)

 その後の、ヘタレキャラ確立の真相、秋元康総合プロデューサーも感動させた”さしこ力”に肉薄していく――。続きは現在発売中のAKB48評伝本『泣けるAKB48~メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』(サイゾー)に掲載。

bk_bk.jpg

■『泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』

劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続けている”AKB48評論家”が紡ぎだすAKB48「圧倒的成功」の真相。本書の詳細はこちら。
https://www.cyzo.com/2011/06/post_7538.html


泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡

今こそ必読。

amazon_associate_logo.jpg

最終更新:2013/01/30 14:51
ページ上部へ戻る

配給映画