「AV女優」を仕事にした女の子を包む大きな愛! その”生々しい声”を聞け!!
2011/06/09 11:00
「AV女優が本音で語る」というと、たいてい不幸な話をネタにしていることが多いが『裸心』(集英社)は違った。読者の目を引くために、読者の下半身を射止めるために、心にもない言葉を発したことにされて本音をないがしろにされ続けてきた女の子たち。そんなAV女優たちがインタビュアーに向かって初めて「ありがとう」と言える、それぞれの女の子の本当の本音が詰まった、稀有な本だ。かすみ果穂・大塚咲・藤井シェリー・佐伯奈々・水野つかさ・星月まゆらの8人の女の子が人気女優になるまでのストーリーを私小説風に楽しめるこの一冊。笑いあり涙ありの物語を、感情移入して読んでいるうちに「この著者なら女の子の気持ちを分かってくれそう」「私も会って相談してみたい」という一般女性も続出だという。そんな著者・黒羽幸宏氏はいったいどんな人物なのだろうか? 女の子の本音を引き出す術を学ぶため、インタビューを敢行した。
──『裸心』に収録されている女の子たちは、そうそうたる顔ぶれですが、どういうポイントで人選をされたんでしょうか?
「直感っていうのもありますし、グラビアなどの取材で何度かお会いした方で『時間がなくてお話はまだ途中だけど、もしかしたら話し足りないことがあるんじゃないかな』と思った子、『もしまたじっくりお話をする機会があったらしてみたいな~』と思った子とか、そういうところですかね。ボクは『週刊プレイボーイ』(集英社)で記事を書くようになって15、6年になりますが、『「週刊プレイボーイ」といえば女性が好き、大好き』っていうのがモットーで(笑)、ボクもその精神をたたき込まれてきたんです。企画のきっかけは……
最終更新:2011/06/09 11:00
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