アミューズとジャニーズが双璧!? 主な芸能プロ各社が取り組んだ震災復興支援
#音楽 #ジャニーズ #アミューズ #東日本大震災
東日本大震災の発生を受け、被災地に所属タレントの多くのファンを抱えるであろう芸能プロダクション各社は続々と復興支援に取り組み始めたが、義援金を募るだけではなくさまざまな活動を行っている。
「所属タレントを集めて歌わせただけで、まるで日本版『We Are The World』のように華やかになってしまい、あらためて事務所の勢いを感じさせられた」(芸能プロ関係者)というのが、「アミューズ」の所属タレント37組54名が参加した震災復興応援ソング「Let’s try again」。
同曲は「サザンオールスターズ」の桑田佳祐が書き下ろしたテーマ部分を軸に、福山雅治・ポルノグラフィティ・BEGIN・Perfumeらの名曲が続々とメドレーで展開され、上野樹里・仲里依紗・三浦春馬らの売れっ子役者陣も歌声を披露。参加者全員で合唱するシーンが最大の見どころとなっている。
「この曲は、4月20日から配信されました。完成した音源をなるべく早く届けようと、当初は配信での発売のみを予定していましたが、CD発売の要望がアミューズや参加アーティストのファンクラブ・各アーティストが所属するレコード会社にまで多数寄せられたことからCD化が決定し、5月25日に発売されます。これはバカ売れしそうですよ」(レコード会社関係者)
また、相変わらずのパワーを見せつけたのが「ジャニーズ事務所」だ。
1995年に発生した阪神・淡路大震災の際にはチャリティー活動のための期間限定ユニット「J-FRIENDS」を結成したが、今回の震災では復興支援プロジェクト「Marching J(マーチングジェイ)」を立ち上げ4月1日から3日まで都内で所属タレント総動員の募金イベントを開催。5月からは月に1回のペースでチャリティーイベントを行う。
「震災発生当初から所属タレントのコンサート等を軒並み中止し、コンサート機材運搬用の10トントラックや電源車等を被災地救援に送り出す等の支援活動を行った。SMAPの中居正広やKAT-TUNの田中聖はお忍びで被災地を訪問。そんなタレントがいるかと思えばNEWSの山下智久や手越祐也のように地方で豪遊していたタレントもいて、タレントの足並みがそろっているとは言えない」(芸能プロ関係者)
スケール的に言えばアミューズとジャニーズの二大事務所が双璧をなしているが、他の事務所もしっかりと復興支援に取り組んでいる。
3月31日付で社長の渡哲也が退任し経営陣を刷新した「石原プロモーション」は4月に被災地・石巻で1週間の炊き出しを行った。
「故・石原裕次郎さん夫人で同プロ会長の石原まき子さんら新経営陣は事業の規模縮小を打ち出したにもかかわらず、長年番頭を務め、渡とともに退任した小林正彦前専務の独断で炊き出しを開催。上戸彩も参加して盛り上がった」(スポーツ紙記者)
人気お笑いタレントを数多く抱える「吉本興業」は被災地などに所属タレントを住まわせ、復興にひと役買う「あなたの街に”住みます”プロジェクト」を発表した。
4月に横浜でチャリティーイベントを開催したモーニング娘。らが所属する「アップフロントエージェンシー」は所属するKANの往年の名曲「愛は勝つ」をモー娘。ら所属タレント131人で歌った同タイトルの曲を6月22日に発売する。
「ワタナベエンターテインメント」は全所属タレントの私物をネットオークションに出品し、落札金額のすべてを寄付。
「サンミュージック」は今月都内でチャリティーイベントを行いベッキー、カンニング竹山ら所属タレント129人が参加した。
気になるのは発表はしたものの、まだ具体的な取り組みを見せていない芸能プロ。
柴咲コウ、竹内結子らが所属する「スターダストプロモーション」は震災発生直後に早々と復興支援を行うことを発表したが、まだ何も動きがない。また、反町隆史、天海祐希らが所属する「研音」は夏に初のファン合同チャリティーイベントを行うことを発表した。
「後発の芸能プロは期待が大きいだけにそれなりのことをしないと話題にならない。特に研音はイベントをやろうにも反町や竹野内豊ら寡黙なイメージで売るタレントが多いので盛り上がりに欠けるのでは、と心配されている」(同記者)
果たして、スターダストと研音がどんな仕掛けを見せるかが注目される。
全額寄付してくれるのかしら。
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