「パロディーか、新機軸か?」AKB48新曲水着PVは『踊る』本広克行が監督も賛否両論
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5月25日に発売されるAKB48ニューシングル「Everyday、カチューシャ」(キングレコード)のPVを、『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)で知られる本広克行が監督。意外にもアーティストのPVは初となる本広が挑んだ新機軸の作品となっている。
「新曲PVには、過去のAKB48の作品の名シーンを彷彿させるシーンが次々に登場します。一番多いのが『言い訳Maybe』からの引用で、冒頭の大島優子と高橋みなみの口論シーンのほか、サングラスをかける篠田麻里子、自転車レースで抜け駆けでゴールする点なども同曲と共通です。そのほか、『涙サプライズ!』のアイマスクをした前田敦子、『10年桜』のようなバス場面、『夕陽を見ているか?』の夕焼け風のシーンなどもあります」(音楽雑誌の記者)
過去のAKB48のPVの総決算のような仕上がりとなった新作。だが、一部のファンの間では早くも「パロディー」説が浮上しているようだ。だが、前出の記者は異を唱える。
「パロディーではなく、本広監督が『踊る』シリーズで用いた手法であるハイパーリンクです。『踊る』の『秋の犯罪撲滅スペシャル』で、織田裕二演じる青島俊作が被疑者の所持品にあった『東京ラブストーリー』(同局系)の映像を見て、同じく織田が演じたカンチこと永尾完治について、『はっきりしない男っすよね』とつぶやく。このような内外の過去作品へのオマージュでファンをニヤリとさせるのが本広監督の作風です」
過去の名場面をフィーチャーしながら最後は、大島優子・前田敦子・篠田麻里子・板野友美・高橋みなみの5人がほかのメンバーの乗った船を見送るという意味深な幕切れとなっている。AKB48はこれまで、岩井俊二・蜷川実花・中島哲也・是枝裕和など気鋭の監督をPVに起用し、いずれも話題を呼んだ。最新作となる本広監督作品が世間にどのように評価されるのか注目だ。
一足早く夏をお届けっ♪
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