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「まるでクロサワ映画!?」CL敗退のインテル長友佑都 欧州でのホントの評価って?

nagatomo_ph.jpg長友が初ゴールを決めた際に見せたお辞儀の
パフォーマンスはすっかり有名になり、英国
の「WORLD SOCCER」誌の巻頭の写真特集でも
紹介された。

 世界最高峰の舞台で実現したシャルケ(ドイツ)内田篤人とのサッカー欧州チャンピオンズリーグでの”日本人対決”には敗れたものの、もはや時の人とも言えるイタリア・セリエA、インテル所属の長友佑都の株は一向に落ちる気配がない。

 シャルケとの準々決勝、第1ラウンドとなった5日のミラノでのホーム戦はわずか15分ほどの出場だったが、第2ラウンドとなった13日のアウェー戦では先発フル出場。惜しくもチームは2試合合計スコア3-7と敗れ、欧州連覇の夢は断たれたものの、長友個人はイタリア最大のスポーツ紙「ガゼッタ・デロ・スポルト』でチームのマン・オブ・ザ・マッチ(10点満点でチーム最高の6.5の評価)に輝くなど、存在感を示した。

 また、同紙は「(シャルケ対インテル戦でマッチアップした)ウチダとナガトモの攻防は、まるでクロサワ映画の中にいるようだった。日本人対決は日出づる国の地位を高めた」と評し、出場停止だった本来のレギュラー、ルーマニア代表DFクリスチャン・キブではなく「(今後も)ナガトモを先発起用すべき」とその実力に太鼓判を押した。

 ちなみに、試合後に発表された選手の走行距離を表すデータを見ても、11.53キロメートルを走った長友は両チームで一番。共にピッチに立った世界的なスター、カメルーン代表のFWエトーや元スペイン代表のFWラウルを、自慢の運動量で圧倒したというわけだ。

 地元記者の評判も軒並み好評だ。コリエレ・デロ・スポルト紙のアンドレア・ラマゾッティ記者が「ナガトモがインテルでプレーするのは、何も商業的な意味ではない。彼はすでにゴールも決めており、世界有数のクラブに所属する資格がある選手だと確信している」とすれば、前出のガゼッタ紙のマッテオ・デッラ・ヴィーテ記者も「現在はチェゼーナからレンタルの身だが、来季もインテルに残る可能性は非常に高い。ナガトモはプレー以外でも、謙虚さ・テクニック・協調性を見せ、チームによく溶け込んでいる」と賛辞を贈る。

 昨年7月、FC東京からチェゼーナに移籍した際、200万ユーロ(約2億4,000万円)だった長友の値はいまや、400万ユーロ(約4億4,000万円)とも700万ユーロ(約8億4,000万円)とも言われている。それでも、「買い取りオプション契約を使い、インテルはナガトモの完全移籍を勝ち取るはず」と現地ではもっぱらの評判だ。

 2011年に入り、アジアカップ優勝・世界王者インテルへの移籍・チャンピオンズリーグでの日本人対決と話題に事欠かない長友だが、このフィーバーはまだしばらくやみそうにない。
(取材・文=栗原正夫)

日本男児

キテマス。

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最終更新:2013/09/13 19:21
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