完結作で、出血のドバドバ感、 内臓飛び散りのビチビチ感が倍増!! 『ソウ ザ・ファイナル』
#映画
──これでもかと人が殺されまくる残酷描写と謎が謎を呼ぶストーリー展開で、アメリカ本国のみならず日本でも人気のシチュエーション・スリラー・ムービー完結版が、無修正&ノーカットでパッケージ化!!
『ソウ』といえば、スリラー映画ファンにはお馴染みの人気シリーズだ。2004年に第1作目が公開されるや、残酷描写と意表を付くストーリー展開が話題となり、年に1作ペースで続編が製作されてきた。10年には、シリーズ7作目『ソウ ザ・ファイナル3D』でついに完結。そしてこのたび、そのDVD&ブルーレイ版が発売されるはこびとなった。ただし、タイトルの通り同作は本来3D作品なのだが、パッケージ版は通常の2Dとなっている。
「『ソウ』シリーズのヒットは、謎解きの面白さに負うところも大きいので、ファンの方々にとっては、3Dか否かはさほど重要ではなかったようです」
そう語るのは、配給元であるアスミック・エースのDVD&ブルーレイ宣伝担当・川瀬陽子氏。確かに、シリーズの基本構造は、猟奇殺人鬼「ジグソウ」によって密室に監禁された人々が、さまざまな「ゲーム」を攻略しながらジグソウの正体に近づいていくというもの。映像的にはとにかくエグいわけだが、話のキモはあくまで、推理小説的な問題解決の過程にある。また、ちょっとしたネタバレになるが、ジグソウはシリーズ序盤で退場し、以降はそこへ彼の後継者争いという新たなミステリ要素が加わってくる。
「事実、劇場公開時の調査でも『3Dだから観にきた』という人はほんのわずかで、やはり『最後だから』という理由が大半でした。ちなみに『ソウ』シリーズは”最も成功したホラー映画シリーズ”として、ギネス認定されてもいるんですよ」(川瀬氏)
また、ユーザー側に3D対応型テレビがどれだけ普及しているのか、という問題もある。メガネをかければ3Dを体験できる劇場版とは違い、パッケージ化においてはまだ越えるべきハードルが残っている、という判断が下されたようだ。
しかし、製作の現場では当然「3D」が意識されていたわけで、その点では「見せ方」にも変化が見られる。すなわち従来よりも殺し方が残虐で、ドバドバ血が出て肉片や内臓もビチビチ飛び散り、大規模な爆破シーンもある。最終作にして、過去最高の”犠牲者数”を記録したそうだ。
そんなスプラッター成分増量の『ソウ ザ・ファイナル』ゆえ、劇場公開時はR15指定を受けていた。しかし、このDVD&ブルーレイ版は「アンレイテッド・エディション」、つまり無修正&ノーカットであり、特典映像としてシリーズの「ソウ集編」なども収録。さらに完結記念として、劇中で使用された「豚マスク」をはじめ、『ソウ』のマスコット的キャラクター「ビリー」のミニ・ドールなどが抽選で70名に当たる。
「実は『ソウ』シリーズ関連のグッズはあまり出ていなかったので、ファンの方々にはうれしいキャンペーンになっていると思います」(同)
(構成・文/須藤 輝)
ジグソウのゲームを生き残ったボビー・デイゲンのもとに、ゲームのサヴァイヴァーたちが群れ集う。ギネス認定もされた大ヒットシリーズがついに完結。最後に「ゲームオーバー」を言うのは、いったい誰なのか!? 特典として、ソウ集編、未公開シーン集なども収録し、好評発売中。公開/2010年アメリカ 発売/アスミック 時間/本編90分 価格/DVD3990円、ブルーレイ4935円(共に税込) 公式サイト<http://saw3d.asmik-ace.co.jp/>
〈シリーズ完結記念プレゼント〉
『ソウ』シリーズの完結を記念して、Dr.ゴードンを演じたケアリー・エルウェズと、ホフマン刑事を演じたコスタス・マンディロアのサイン入り”豚マスク”ほか、オリジナル・ソウ・グッズが当たるプレゼント・キャンペーンを実施中。詳細は、製品内のチラシにて。応募締め切り/2011年4月30日
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事