実刑判決は双方にとって意外な結果? 海老蔵暴行事件
2011/03/14 21:07
海老蔵の胸中やいかに
歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)に暴行を加え、重傷を負わせたとして傷害罪で逮捕、起訴されていた伊藤リオン被告人(27)。東京地裁は14日、被告人に懲役1年4月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。
弁護側は、海老蔵による元暴走族リーダーへの頭突きに対しての防衛が行き過ぎた”過剰防衛”だと主張。しかし、板野俊哉裁判官はこれを否定した。裁判所は「状況から(海老蔵による)頭突きを認めることは困難。しかし被害者も酔っており『頭突きをしていないと断言はできない』と言っている」と、海老蔵からの頭突きについては曖昧なままにしつつも、「被害者の行動が犯行を誘引したことも否定できない」と海老蔵の落ち度を認めた。暴行の程度については「被害者に相当量の出血があり、意識不明に陥った場合は窒息死する可能性もある、危険な犯行だった」と指摘。さらには「被告人には粗暴癖があることは否定できず、それによる再犯も否定はできない」と再犯についても危惧し、最終的に「正当防衛や過剰防衛との評価はできない」と判断……
最終更新:2011/03/14 21:07
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