ももいろクローバーが大忙し! 9日間連続ライブ、ZEPP東京で1日3公演
#アイドル #ももいろクローバーZ
全国ツアー中のももいろクローバーが6日、東京・江東区のZEPP東京で3回公演(俗に言う3回まわし)を行った。5日の立川フロム中武屋上から13日のららぽーと豊洲まで9日間連続という過酷なスケジュールのツアー後半戦、その2日目である。
2月25日には『HMV THE 2MAN 「ももクロとかまってちゃん」 ~みんな仲良くできるかな? 編 』で神聖かまってちゃんと対バン。ダンスのパフォーマンスを重視したももクロは純粋に楽曲をこなし、尖った部分と激しさを前面に出したステージングが好評を得た。
今回の対バンはいわば、総合格闘技対応可能なプロレスラーがシリーズ興行中、異種格闘技戦に出場したようなもの。そのバイタリティには驚かされるばかりだが、本来の面白さはアイドル仕様のライブにある。肝はやはりMCで、お互いを知るファンとの掛け合い、いじり合いということになる。この辺りの空気は言葉ではなかなか伝えづらいが、シリアスな対バンと笑いに徹したバラエティーの中間を行く感じ。女の子の普通の会話そのままに近いかもしれない。そこも人気の秘訣なのだろう。
この日の東京はZEPP会場ではラストの公演、1日かけての3回まわし、晴天の日曜日という条件が重なり、延べ約5,000人を動員した。
喫驚すべきはファン層の広さ。大人の男性だけでなく若い男子、女子、お父さんに連れられた小さい子どもまでもが同居。コアなファンを起点に一般層へと拡大する、典型的なスター街道を突っ走っている。
4月10日には、昨年の12月24日『ももいろクリスマス in 日本青年館』に続くホール単独公演第2弾『4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~』を開催。こちらは販売開始後3分でチケットが売り切れる異常事態となっている。すでにサブリーダー早見あかりの脱退が決まっているが、第2部は『早見あかりFINAL そして…』と題されており、新展開が期待される。
「いま会えるアイドル」「週末ヒロイン」のキャッチコピーが当てはまりづらくなってきた昨今ではあるが、攻めの姿勢を崩さず、村上隆氏も関与しているアートの祭典「GEISAI#15」(東京ビッグサイト)への出演が決まるなど、相変わらずアイドルグループ界の「外」を侵略しまくっている。
この日リーダー百田夏菜子から発表された追加イベントのうちひとつは、4月11日から始まるトークバトル『~試練の七番勝負~』。異業種で活躍する人々をゲストに迎えることが決まっている。
「アイドルなのになんだかすごい」という認知のされ方で拡大するももクロ現象。いまもっとも勢いがあるエンターテイナーであることは間違いない。『HMV THE 2MAN 』での各方面へのアピールも後押しする状況で、紅白出場の大願がにわかに現実味を帯びてきている。
(取材・文・写真=後藤 勝)
AKB48も射程圏内!?
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