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J・デップ×A・ジョリー 美しい古都で繰り広げられるサスペンス『ツーリスト』

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 今週は劇場に居ながらにして、異国情緒を味わいつつ、サスペンスや人間ドラマを堪能できる新作映画2本を紹介したい。

 『ツーリスト』(3月5日・日劇ほか全国ロードショー/配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ)は、アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップという、2大スターの初共演が話題のリメイク作。謎めいた美女エリーズ(ジョリー)は、フランスからイタリア・べネチア行きの列車に乗り込む。金融犯罪者の恋人からの指示で、車中でエリーズが身代わりに選んだ男は、旅行中のアメリカ人教師フランク(デップ)。誘われるまま高級ホテルに泊まったことから、警察に追われギャング一味に狙われるハメになったフランクと、エリーズとの危険な恋の行方は? エリーズの正体は、そして、隠された大金を最後に手にするのは誰なのか?

 水の都ヴェネチアで三者入り乱れて繰り広げられるチェイスは、激しさの中にも優雅さがあり、クラシカルな街の風情も合わせて楽しめる上品なアクションといった具合。憂いを秘めた表情が魅力のジョニーと、シックな衣装ときらびやかなジュエリーをまとって一層ゴージャスさが引き立つアンジー。美しい古都で絵になる二人の佇まいが、先の読めないサスペンスに華を添える。

 同じく3月5日に封切られる『アレクサンドリア』は、ヨーロッパ映画史上最大級の製作費を投じ、本国スペインでゴヤ賞7部門受賞、同国映画史上最高興収を記録した歴史スペクタクルだ。

 激動のローマ帝国末期、エジプト・アレクサンドリア。美ぼうと優秀な頭脳を併せ持つ女性天文学者ヒュパティアは、多様な人種が入り混じった弟子たちを分け隔てることなく、宇宙の法則と謎について熱心に講義していた。だが、急速に勢力を強めるキリスト教徒らは科学を否定し、学者たちと対立。激しい戦闘、権力争いの果てに、彼女の身に危険が迫る。

 監督は『オープン・ユア・アイズ』『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル。『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズが、高潔さと知性を持ったヒュパティアを熱演。建物や広場を実際に建設し、最先端のCGも駆使してよみがえらせたという古代アレクサンドリアの壮大な景観を、ぜひ映画館の大スクリーンで体感してもらいたい。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)

『ツーリスト』作品情報
 <http://eiga.com/movie/55376/>

ナイロビの蜂

レイチェル、ヤバいよ。

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最終更新:2011/03/04 18:00
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