「競馬にも八百長はある!?」 ゴール直前の”無気力騎乗事件”が大波紋!
#競馬 #八百長
八百長問題で大揺れの相撲界だが、競馬界でも首をかしげたくなるような出来事が起こった。26日、日本中央競馬会(JRA)は第2回小倉競馬第1日の第12レースに騎乗した黛弘人騎手に「注意義務を著しく怠った油断騎乗があった」とし、2月27日から3月28日まで騎乗停止の処分を科した。騎乗停止30日間はレースの裁決委員が科すことのできる最長の処分。
黛騎手はメジロガストンに騎乗したが、ゴール手前で2完歩ほど(馬を)追う動作を緩めた結果、1着とハナ差の2着に終わった。表向きにはゴール手前で「勝った!」と確信し、全力を尽くさなかった黛騎手に対して「プロ失格」とお灸を据えたように見えるが、ネット上では「八百長では?」という声が上がっている。
黛騎手は制裁決定後、「馬が内側にもたれていましたが、手綱が長かったので持ち替えようとしてあのような格好になってしまいました。不正な意図はありません」とコメントしたが、競馬界の表も裏も知る関係者は「相撲と違って生き物相手だから、完璧な八百長というものは存在しないが、無気力騎乗は昔からありますよ」と断言。今も地方競馬を中心に不可解なレースが時折見られるという。
ベテラン競馬ライターはその手口について次のように明かす。
「例えば、逃げ馬に乗って出遅れたわけでもないのに逃げなかったり、いつもより直線の仕掛けが遅かったり……。こういう時は怪しいね。生き物だから『絶対』はないけど、大抵こういう時のパターンは、勝ち馬は楽にベストポジションを取って、道中は2~3番手で進み、直線でかわす。差し馬に有力馬がいる場合も、なぜかその時は仕掛けが遅いから届かない、もしくは追っているフリしてそこまで必死にムチを入れていないんだよ」
つい最近も中央競馬で「?」なレースがあったという。とあるレースで、勝ち馬は前出のレース展開そのまんまで、危なげなく勝利。単勝人気は10倍前後だった。
「2日前の段階で、競馬サークルや厩舎筋ではこのレースは『ヤリ(八百長の隠語)だよ』とウワサになっていた。あのレースで儲けた人は相当いるはず」(関係者)
八百長と無気力騎乗の線引きは難しいが、この手のレースは関東より関西で多いという。今回の黛騎手の”無気力騎乗”が競馬界の「八百長論争」にならないことを祈るばかりだ。
それが分かれば苦労しない。
【関連記事】
「親方衆と一緒に旅行も」相撲御用マスコミに八百長疑惑の追及は不可能か
長期化する大相撲問題「八百長告発力士」はまだまだ出てくる!?
「夏場所以降は史上初の”ガチ相撲”が見られる!?」八百長騒動は大相撲を救うか
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事