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「50万枚突破も!」”女帝”aikoが長年ベストアルバムを出さなかった理由とは

aiko0225.jpg「カブトムシ」(ポニーキャニオン)

 桑田佳祐の8年ぶりのソロアルバム『MUSICMAN』(ビクターエンタテイメント)と、aikoのベストアルバム『まとめI』『まとめII』(ポニーキャニオン)が2月23日に発売され、それぞれ10万枚を超える売り上げを記録。復帰作でもある桑田のアルバムが注目を集めるのは当然としても、aikoの健闘ぶりが目立っている。

「aikoのべスト盤2枚は発売初日に合計で16万枚ほど消化し、50万枚突破も視野に入ってきました。トータルでは桑田を上回っているわけですから、これはやっぱりすごい数字です。aikoはこれまでベスト盤リリースの要請を『出す意味がない』と頑なに拒んできたことでも有名で、ファンの間にも待望感があったのでしょう」(マネジメント関係者)

 aikoが所属するレコード会社はポニーキャニオン。フジサンケイグループの一角にありながらも、音楽業界では「弱小組」に数えられる会社だ。アニメなどのDVD販売は好調であるものの、CD市場では他社の後塵を拝して久しい。そのなかでaikoは売れっ子頭であり、「ポニーキャニオンの女帝」との評判が囁かれたこともあった。

「aikoは作詞作曲をすべて自分でやった上でしっかりとCDも売れますから、レコード会社としてはひれ伏すしかない。通常、CDのリリースのタイミングや内容はレコード会社主導で決められますが、aikoの場合は本人の意向がすべて。ここ数年は、ベスト盤の話題を出すこと自体タブーだったとも言われています。ここまで一人の女性ミュージシャンが力を持つことはまれで、ユーミン以来との声もありますね」(前出・関係者)

 実際、最近のaikoのファッションやメイクは、80年代のユーミンのような唯我独尊状態だとの指摘もある。

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