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やはりエイベックスが優勢!? K-POP争奪戦で勝ち残るレコード会社とは

kara0121.jpg『Pretty Girl(SP EDITION)』(DSP MEDIA KOREA)

 昨年来、一大ブームを巻き起こしているK-POP。KARAの分裂騒ぎなどの懸念材料はあるものの、低迷久しい日本のレコード業界は「久々のヒットの種」と色めき立っている。この分野で先行しているのは、KARAや少女時代のリリース元であるユニバーサルミュージック。それをエイベックスが猛追する構図だ。

「エイベックスは先日、韓国の有力芸能事務所SMエンターテインメントとの事業を手掛ける専門部署を設立し、同事務所との関係を強化する方針を打ち出しました。エイベックスとSM社は一時、分裂状態となった東方神起の扱いをめぐって関係悪化もささやかれていましたが、これで完全に修復した形です」(他のレーベル関係者)

 東方神起の分裂騒動が表面化したのは一昨年末のこと。エイベックスは当初、3人のメンバー(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)のマネジメントを手がけていたが、韓国における彼らの所属事務所への不信感を募ったとして契約関係を休止。その後、残りのメンバー(チャンミン、ユンホ)で再出発した東方神起を全面的にサポートするに至っている。

「エイベックスは当初、メンバーのマネジメント権にこだわっていましたが、昨年末に方針を転換し、現在はリリース元に徹しています。他にもヒットの見込める若手を多くかかえるSM社との関係強化を図るほうが得策と判断したのでしょう。リリース元に徹すればエイベックス社の取り分は減りますが、それを差し引いても今のK-POPの勢いはすごいですから」(前出・関係者)

 SMエンタテイメントには、他にも”ポスト東方神起”の最有力とされるSHINeeが所属しているが、こちらの日本でのリリース元はEMIミュージック。タレントごとに所属レコード会社を使い分け、有利な契約条件を引き出す狙いがあるようだ。

「レコード会社の振り分けにあたっては、日本の大手芸能プロが助言していると言われています。KARAや少女時代との関係が深いプロダクション尾木の成功例に続けとばかりに、いまや多くの芸能プロダクションがK-POPグループの”指南役”を買って出ているのです」(前出・関係者)

 もっともK-POPのCD売上自体は多くない。先日SM社所属のタレントが総出演したイベント「SMTOWN LIVE in TOKYO」が成功裏に終わったが、今後、収益の柱となりそうなのはこうした大規模なコンサート興行。その点では、グループ内にコンサート制作部門を持つエイベックス社が一歩リードしていると言えそうだ。
(文=辻道明)

Pretty Girl

またエイベ?

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最終更新:2011/06/29 18:00
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