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“歌う八百屋”伊南喜仁が団塊世代の心を打つ『天』

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 青森県出身の民謡歌手で”歌う八百屋”の異名を取る伊南喜仁が12月に出版した『天』(エスエル出版会)が、団塊世代の地方出身者の心を揺さぶっている。

「中学を卒業して、集団就職のために上京。同じ時代を生きてきた団塊の世代から、”共感を覚える”という言葉をいただいて、自分の人生を綴った本を出版してよかったと思ってます」(伊南)

 伊南は1947年に青森県北津軽郡市浦村(現・五所川原市)に生まれた。中学卒業後、横浜の印刷工場に就職して苦労しつつ、幼い頃に習い始めた民謡の腕を磨き、68年には日本郷土民謡協会の全国大会で優勝。82年に『にしん場恋歌』で歌手デビューした。

「伊南の名前を全国区にしたのは、8人の競作だった2作目の『片恋酒』でした。当時から伊南はトラックで野菜を販売する”移動八百屋”をやっていたんで、”歌う八百屋”としてマスコミに取り上げられたんです」(当時を知る元ワイドショー関係者)

 その後、紆余曲折を経て、伊南は西郷隆盛の「敬天愛人」の心を歌った『天』をレコーディング。全国各地をキャンペーンで飛び歩いていた。

 出版元の中川志大編集長は「演歌歌手は、地方キャンペーンを行い、手売りでCDを売り歩いて、確実に枚数をさばいている。本も手売りができたら十分にビジネスなると思い、企画しました。彼の歌を聞いたり、彼が売る野菜を手にした人は、彼の生き様も知りたいと思と思わせるほど魅力的な人だったし、読者に共感を与えることできると思い、白羽の矢を立てたんです」と、出版動機について語る。

 伊南は「ボクは八百屋ですから、野菜を売る自信がある。本も同じように売ってみますよ」と自信のほどを覗かせる。ネットではボタンひとつで本が買える時代に、伊南の演歌魂は、手売り本をもヒットさせることができるだろうか。

青森出身の民謡歌手・伊南喜仁が歌い上げた西郷隆盛「敬天愛人」のこころ

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最終更新:2011/01/07 18:09
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