心臓バクバク! スリル満点のアクション映画で新年に喝を入れよ!
#映画
お正月休みをまったりと過ごした後は、スリル満点のアクション映画で喝を入れて、勢いよく新年のスタートダッシュといきたい。そんなわけで、この時期オススメの新作アクション2本を紹介しよう。
まず1本目は、1月7日公開の『アンストッパブル』(20世紀フォックス映画配給)。2001年にアメリカで実際に起きた貨物列車暴走事故をもとに映画化したアクション大作だ。
ペンシルバニア州の操車場で、整備不良と操作ミスが重なり、最新式の貨物列車が無人状態で暴走を始める。全長800メートルにもおよぶ貨車は、危険な化学薬品とディーゼル燃料を満載していることが判明。暴走が続けば人口密集地域の急カーブで脱線し、大惨事は避けられない。ベテラン機関士のフランク(デンゼル・ワシントン)は、初めてコンビを組む新米車掌ウィル(クリス・パイン)とともに、「巨大ミサイル」と化した暴走列車に命懸けで立ち向かう。
ワシントンと5度目のタッグを組んだトニー・スコット監督は、ハリウッド屈指の「乗り物系アクション」を得意とするヒットメーカー。ジェット戦闘機を扱った出世作『トップガン』以降、レースカーの『デイズ・オブ・サンダー』、原子力潜水艦の『クリムゾン・タイド』、ニューヨーク地下鉄の『サブウェイ123/激突』といった具合に、乗り物のスピード感と閉ざされた空間の緊張感を活かしたダイナミックな作品を生み出してきた。
本作でも、怪物のようなディーゼル機関車があらゆる障害物を吹き飛ばす様子や、同一軌道上の対向列車と間一髪のポイント切り替えですれ違う場面、猛スピードで併走する車から飛び移ったり、暴走列車の屋根を走り抜けたりといったスタントなど、手に汗握るスリリングなシーンが目白押し。映像の迫力に圧倒されながらも、危険な試練に挑む2人を応援したくなることだろう。
続いては、1月8日に公開されるイ・ビョンホン主演のスパイアクション『アイリス THE LAST』(角川映画配給)。韓国で平均視聴率30%以上、最高瞬間視聴率50.2%を記録し、日本でも昨年放映された人気ドラマの映画化作品だ。
韓国の秘密情報機関・国家安全局の最精鋭特殊要員ヒョンジュン(ビョンホン)は、ハンガリーでの単独任務中に深い銃傷を負ってしまう。助けを求めた副局長のペク・サンに裏切られ、抹殺指令を受けた親友チン・サウに狙われる身に。ヒョンジュンの運命は、秘密結社「アイリス」の巨大な陰謀に翻弄されてゆく。
『G.I.ジョー』でハリウッド映画デビューを果たした国際派アクションスターのビョンホンが、裏切りに翻弄されながらも巨大な陰謀と戦い抜くスゴ腕スパイを熱演。日本では「爽健美茶」のCMで話題になったキム・テヒ、アイドルグループBIGBANGのメンバーT.O.Pなど、多彩な共演陣も魅力を放っている。
大型予算を投じ海外ロケも敢行したドラマが元になっているだけあって、壮大なスケールの物語と、サスペンスを盛り上げるスタイリッシュな映像も見どころ。過激なアクションとスピーディーな展開にハラハラドキドキ、見終わった後に元気をもらえるような快作だ。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
「アンストッパブル」作品情報
<http://eiga.com/movie/55191/>
「アイリス THE LAST」作品情報
<http://eiga.com/movie/55869/>
ハラハラドキドキ!
【関連記事】
注目は『アンストッパブル』&『あしたのジョー』!? 2011年上半期イチオシ映画大特集
「作品」を「コンテンツ」と呼び始めた邦画界 ”お蔵入り映画”が続出する杜撰な内情
“製作委員会”映画の悪しき構造欠陥を行動的評論家・江戸木純が一刀両断!
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事