反則乱発&失神KO負けの青木真也 それでも格闘技界から”ヨイショ”殺到の裏事情
#格闘技
不甲斐なくKO負けした青木真也に、なぜか関係者が擁護一色だ。
大晦日「Dynamite!!」で最も会場を沸かせたのはコスプレ戦士、長島☆自演乙☆雄一郎と、総合格闘技の現役王者・青木真也の試合だった。1ラウンドをキック、2ラウンドを総合格闘技で戦うミックスルールだったが、キックルールの1ラウンドで、青木は組みつき、自らマットに倒れこみ、さらにロープをつかむなど反則三昧で時間稼ぎ。そして秒殺できると見られた2ラウンド、青木は逆に自演乙のヒザ蹴りを食らって、わずか4秒で失神した。
試合前、青木は「怖い青木真也が出てくる」「間合いをコントロールする」「五体満足では帰れない」と語っていたが、実際には卑怯な戦法をとった青木に、観客のフラストレーションが爆発。結果、自演乙はこの日一番の声援を浴びた。
会場で取材していたスポーツ紙記者は「いくら自分の本領ではないキックのラウンドでも、プロとして試合を受けた以上、反則三昧で逃げるなんて酷すぎる。これがボクシングだったら、内藤大助に反則した亀田大毅のようにバッシングを浴びてもおかしくはない愚行」と怒っていた。
青木は一昨年の大晦日でも、対戦相手の腕を意図して骨折させ、倒れた相手に舌を出し中指を立てたことが批判を浴び、ジムの指導者を解任させられている問題児だ。
しかし、青木と親しい格闘技関係者からは今回の試合態度を”良し”とする声が続出だ。青木のマネジャーとして知られる長谷川匡紀氏はツイッターで「あの日、本当に『青木真也』のことを分かっていた人間は、さいたまスーパーアリーナに10人もいなかったと思う…それが、今回のバッシングの理由」とつぶやき、青木を売り出したDEEPの佐伯繁代表も「あれが青木なんです。またまだ、みんな青木を分かってないですね!青木以外だれがあの空気の中であの試合展開できますか?これが青木の強さなんです」と書いている。まるで悪いのは青木ではなくファンだと言わんばかりの論調だ。
また、会場内でも病院送りになる青木を横目にした関係者からも「青木が特に悪いわけじゃない。逆に1ラウンドが総合格闘技ルールだったら自演乙が同じことをやった可能性もある」(専門誌ライター)、「負けたのは残念だけど青木のキャラクターが全開で良かった」(DREAM関係者)という声も聞かれた。
気持ち悪いほどの青木サマサマの様子は、こちら業界の部外者である記者としては違和感を感じたのだが、一体どういうことなのだろうか。
「青木を擁護しているのは総じて総合格闘技側の人たち」
こう語る格闘技ライターによると「格闘技不況による相次ぐ人材流出で、青木にとどまってもらいたい関係者が一様に甘やかせている感じ。青木はスネると”海外に行く”などと言い出すため、周囲は記者を含めて青木なら何をしてもOKだとヨイショ、必死に繋ぎ止めている」というのだ。
苦しい台所事情で、反則三昧のあげく負けたチャンピオンにも媚を売らなければならないとは、日本の格闘技界も堕ちてしまったものだ。
(「サイゾー裏チャンネル」より)
気をつけて!
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