正月ボケに効果てきめん 「意外! タイなら七臭粥(胃が痛いなら七草粥)」
#料理 #男のダジャレレシピ
料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。
男 「ただいまー。また今日も新年会で、胃が荒れちゃっているよ。痛たた……」
女 「パパサン、オカエリー! オツキアイ、タイヘンネー!」
男 「そうなんだよ。だからこの時期、日本では胃に優しいお粥を食べるんだ」
女 「シッテルヨー! イガイタイナラ、ナナクサガユデショ!」
男 「さっすが、タイから来日して丸五年。もうそんな伝統文化まで理解しているのか」
女 「チャント、ナナクサガユ、ヨウイシタヨ!」
男 「それはうれしいな。でも、日本人だって間違って覚えている場合があるから、一応確認しようか。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、すずな、すずしろ、ほとけのざ!」
女 「パセリ、ナンプラー、ココナッツ、パクチー、レバー、ニンニク、ニラギョウザ!」
男 「全然違う! 一応最後まで聞いてみたけど、全部違う! 特に後半は最後の”ざ”しか合っていない!」
女 「ニホンジン、コマカイネー! タイデハ、コウナノ!」
男 「いや細かいとかじゃなくて、そのお粥は意外過ぎ。特にニラギョウザはおかしいだろ。しかし、タイではずいぶん臭いお粥を食べるんだな」
女 「アハハ! 『胃が痛いなら七草粥』ガ、『意外! タイなら七臭粥』ニナッチャタヨー! ゼンブクエヨー!」
男 「ギャーー! まずいー!」
***
母 「……あなた、あなた、どうしたの? うなされていたわよ」
父 「ゆ、夢か……」
■材料
・七つの臭いもの(パセリ、ナンプラー[魚醤]、ココナッツミルク、パクチー[香菜]、豚レバー、ニンニク、ニラギョウザなど)
・米
■作り方
1、お粥を炊く。
2、七つの臭いものを具として加える。
■玉置メモ
・一口食べてみたら、悪夢から覚めるような強烈な味だったので、正月ボケを直すのには最適かもしれません。
・タイで本当にこのようなお粥が食べられていると思ってはいけません。
・正月から夢オチですみません。
(文・写真=玉置豊)
●たまおき・ゆたか
へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。
< http://www.hyouhon.com/>
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