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「リオン容疑者の凶暴な”前”」示談成立でも異例の起訴となった海老蔵事件の裏側

ebizo_boukoukaiken.jpgとうとう越年してしまった海老蔵事件。
今年はいい年になるといいね!

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が、11月25日深夜に東京・西麻布の飲食店ビルで暴行を受け重傷を負った事件。先月28日、海老蔵は事件後2回目の会見を都内のホテルで行い、海老蔵を殴ったとして傷害容疑で逮捕・起訴された元暴走族メンバーの伊藤リオン被告と、「海老蔵に殴られた」として被害届を出すことを示唆していた元暴走族リーダーとの二者間で、それぞれ24日付で示談が成立したことを発表。2つの示談ともに金銭のやり取りがないことも明かした。

「先月7日の会見同様、代理人の深澤直之弁護士を伴って臨んだ。海老蔵はいまだに伊藤被告に殴られた顔面に痛みやしびれが残っていることを説明したものの、今回の事件の要因が日頃の自らの酒癖の悪さにあったことを反省。『伊藤リオンさんも反省をし、また家族もあることから、早期の社会復帰を強く望み、公判請求は望まないという気持ちになった』と示談に応じた理由を明かした。元リーダーに対しては実名ではなく、『元暴走族リーダー』と呼んでいたのはかなり不自然だった」(会見に出席した記者)

 そもそも、最初の会見で海老蔵は「私は殴ってない」と何度も主張。伊藤被告は先月10日に逮捕されたが、当時、元リーダーの代理人を務めた藤本勝也弁護士はメディアに連日登場し、海老蔵との徹底的に争う構えで、元リーダーの主張を代弁するために会見を行おうとしていたが、何度か延期になり、結局実現しなかった。

「藤本氏に対し、深澤氏は海老蔵というよりも海老蔵の父親の市川團十郎の意志で”徹底抗戦”する構えであることが一部スポーツ紙で報じられたため、決着は年明けの刑事裁判になると思われていたのだが……」(週刊誌記者)

 藤本氏は集まった記者に対して徐々に口を開かなくなり、代理人の交代をにおわせてから状況が一変したという。

「これまでまったく名前が出ていない弁護士が『私は深澤氏に近いので、話をまとめられる』と元リーダーサイドに売り込み、代理人の座に納まった。深澤氏は海老蔵が酩酊状態で当日のことをまったく覚えていないことを懸念しており、公判維持が不可能と推察し、示談を望んでいたため、滞っていたのがウソのようにスムーズに話が進んだ。海老蔵の自宅を深澤氏が訪問するなどして示談交渉の条件を詰め、先月24日付で示談が成立。一部スポーツ紙は示談の件をすっぱ抜き、『略式起訴で罰金が科せられる見込み』と報じた」(同)

 ところが、海老蔵が示談したことを発表する会見前に今回の事件の当事者たちの予測を大幅に覆し、東京地検は伊藤被告を起訴したのだ。

「示談が成立していれば、通常のケースなら起訴猶予か略式起訴で終わる。ところが伊藤被告の場合、いわゆる”前”があり、その凶暴性が散々報じられているだけに、事件の悪質性や海老蔵のけがの程度を考慮し、公判請求する必要があると判断し起訴された。地検は徹底的にやるつもりなので、海老蔵は被害者であるにもかかわらず、書面もしくは出廷して伊藤被告の情状酌量を求めることになるだろう。事件は公判が終わるまで解決しないため、それが終わるまで海老蔵の無期限休止は解除されないのでは」(社会部記者)

 まさに土壇場で”大どんでん返し”となって越年した海老蔵事件だが、どんな結末を迎えるのだろうか?

市川海老蔵 眼に見えない大切なもの

今回の事件で学べたようです。

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最終更新:2011/01/04 15:00
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