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元旦からアイドルリリースラッシュ! 2011年の音楽業界はどうなる?

akb1224.jpg「タイトル未定(初回限定盤Type-A)」
(キングレコード)

 昨年のオリコン年間シングルランキングは、トップ10をAKB48と嵐が独占するという異例の展開となった(1、2位を独占したAKB48が4曲、嵐が6曲)。彼らの人気と爆発的なセールスは2011年も安泰で、今年も同2組のCDがランキング上位を席巻することが予想される。

 なかでもAKB48は、これまで以上に「細分化」が顕著になりそう。具体的には、ソロプロジェクト、姉妹ユニット、派生ユニットの活動に勢いが増すと見られる。

 メンバー初のソロデビューが決定している板野友美は、1月26日にシングル「Dear J」(キングレコード)をリリース。姉妹ユニットは、名古屋・栄が拠点のSKE48が2010年に発表したシングル3枚の好セールスに乗って本格ブレイクの予感だ。近畿地方のメンバーで誕生したNMB48も元旦から初の劇場公演をスタートさせており、今後の成長から目が離せない。

 派生ユニットでいうと、元旦に「ノースリーブス」が1stアルバムを、「フレンチ・キス」と「渡り廊下走り隊7」が1月、2月にシングルをそれぞれリリース。「細分化」によるソロやユニットの活躍は「AKB48」の人気を底上げし、2011年は10年代のモンスター・グループとしての足場をじっくり固め、ファン層のさらに拡大していきそうだ。

 また、昨年一気に脚光を浴びた韓国出身アーティスト。現在はまだ”K-POP”と一括りに見られがちな彼らも、今年は個性の差別化が進みそう。

 ボーイズグループの大本命は、12月に行った両国国技館のデビューイベントで約2万5千人を動員した「2PM」。4人組バンドの「CNBLUE」や、12月末に日本デビューを果たした「ZE:A」もコアなK-POPファンからの評価が高く、ブレイクの可能性を秘めている。忘れてはならないのが復活第1弾シングルを1月26日にリリースする 東方神起(ユンホとチャンミンの2人組として活動)。彼らの再スタートにはアジア全体が注目しているといっても過言ではない。

 ガールズグループは、引き続き「少女時代」と「KARA」の双璧で、そこに今年初めデビュー予定の4人組「2NE1」(BIGBANGのG-DRAGONがプロデュースを担当)が参戦といった構図になりそうだ。

 音楽業界全体では昨年、ダウンロード販売や配信サービスが軒並み不調で、CDなどのパッケージ販売が僅かながら盛り返した傾向にある。それを支えたのは、やはりAKB48関連の商品に封入されている握手券や、豪華特典DVD付きなど、消費者の購買欲を刺激する+αの価値が付いた商品だった。

 昨年10月には、関ジャニ∞がリリースしたアルバム『8UPPERS』(インペリアルレコード)に約80分のメンバー出演のミュージックフィルムを封入。同4月には浜崎あゆみの”CD+4枚組DVD+特製マグカップ+紅茶などが入った限定セット”という前代未聞の商品も登場した。

 バンド勢も、ライブ映像やミュージックビデオを収録したDVD付きCDが今では全く珍しいものでなくなっている。”付録商法”が大当たりのファッション誌のように、2011年の音楽業界はいよいよCD+αのパッケージが主流となっていきそうだ。

 AKB48関連のユニットや、韓国アーティストがどんな付録とともに作品をリリースするのか、注目が集まる。

【特典生写真付き】タイトル未定(初回限定盤Type-A)

まだまだ攻めます!

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最終更新:2013/01/31 14:51
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