デートに困ったらこれを見ろ! 女のコが喜ぶテッパンムービー
#映画 #洋画
クリスマスが来れば、いよいよ年末年始のホリデーシーズンに突入。この時期、カップルで楽しめる映画、特に女性を誘って見れば喜ばれること請け合いの新作2本を紹介したい。
まずは現在公開中の『バーレスク』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給)。世界中の音楽ファンを魅了するディーバ、クリスティーナ・アギレラが映画初主演を果たしたゴージャスなエンタテインメントだ。
アイオワの田舎町でバー勤めをしていたアリ(アギレラ)は、得意の歌でスターになることを夢見て大都会ロサンゼルスへ。大人向けのセクシーなショーを毎夜上演するラウンジ『バーレスク』で働こうと決め、半ば強引に店のウェイトレスとなる。経営者で伝説のスターのテス(シェール)は、アリの熱意に根負けし、しぶしぶ彼女をバックダンサーに昇格させる。ある夜、音響トラブルに見舞われたステージを救うため、とっさに肉声で歌い出すアリ。その歌声に、店内の誰もが耳を奪われる。テスに歌唱力を認められたアリは、一気にその才能を開花させていく。
ストーリーはハリウッド映画の王道で、夢を追って田舎から都会に出てきた若者が、努力と才能によって成功するという典型的なアメリカン・ドリーム。とは言え、アギレラの圧倒的な歌唱力と輝く魅力が、このありがちな物語に説得力を与えている。アギレラ自身、本業のコンサートではパワフルな”エロカッコいい”パフォーマンスを売りにしているので、映画後半で披露するゴージャスなショーの主役も堂に入ったもの。
音楽界と映画界の両方で輝かしいキャリアを築いてきたシェールと、アギレラの新旧ディーバ共演に加え、クリステン・ベル、スタンリー・トゥッチといった人気の若手や演技派が脇を固める。美声の歌姫とセクシーなダンサーたちが繰り広げる華麗なショーと、期待通りの大団円へ向かう展開は、鑑賞後のハッピーな余韻を約束してくれる。音楽好き、ダンス好きなら文句なく楽しめるし、目標に向かって力強く生きる女性像は、特に同性の観客に勇気を与えてくれるはずだ。
続いての一本は、12月23日公開の『きみがくれた未来』(東宝東和配給)。ザック・エフロン主演、バー・スティアーズ監督という『セブンティーン・アゲイン』(09)のコンビによるファンタジー風味のヒューマンドラマだ。
高校時代、ヨットレースの名選手で将来を嘱望されていたチャーリー(エフロン)は、自ら運転する車の事故で弟サムを失う。罪悪感に苦しむチャーリーの前に、死んだはずのサムが姿を現す。チャーリーは驚きながらも、兄弟の日課だったキャッチボールを続けるとサムに誓い、約束を守るためにヨットも進学も諦めてしまう。5年後、毎夕弟が現れる墓地の管理人となって静かに暮らしていたチャーリーの人生は、かつての同級生テス(アマンダ・クルー)と再会したことで変わり始める。
愛する人を失った悲しみを、いかにして乗り越えるか。そんな普遍的なテーマを、幽霊譚と組み合わせて感動的に描く本作。エフロンの憂いをたたえたイケメンぶりに、ファンならずとも女性の観客は歓喜するはずだが、男性陣はくれぐれも嫉妬したりしないように。「どんな苦難も愛の力で克服できる」という明快なメッセージは、大切な人との絆を深めるのに役立ってくれることだろう。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
『バーレスク』作品情報
<http://eiga.com/movie/55277/>
『きみがくれた未来』作品情報
<http://eiga.com/movie/55365/>
こっちもなかなか。
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