【クロエ・グレース・モレッツ】──ハリウッドの次世代大物女優、マスクを脱いだ13歳の素顔
#映画 #GPS #プレミアサイゾー
かつて有名な劇作家が、”時代はサーカスの象に乗ってやってくる”と謳った。その言葉を拝借するならば、”新しい時代のエンターテイメント映画は、美少女と共にやってくる”といったところだろう。話題の映画『キック・アス』で最年少最凶スーパーヒロイン・ヒットガールを演じているクロエ・グレース・モレッツが、狂おしいほどにキュートだ。名前がモレッツなだけに、バタフライナイフを操っての妙技、大男たちを相手にしたアクロバティックな格闘シーンなど”モーレツ・アクション”の数々を披露している。「アクションシーンの90%は自分でやった」というモレッツが生身で挑んだスタントは、観た者に陶酔感を与えるはずだ。撮影時11歳だったモレッツは、クランクイン前7カ月間にわたって、トロントサーカスやジャッキー・チェンのアクションチームの元でスタント修行を積んだとのこと。かわいい上に度胸満点、作品のためなら地道なトレーニングも苦としない彼女こそ、新時代のスーパーガール。『タクシードライバー』(76)のジョディ・フォスター、『レオン』(94)のナタリー・ポートマンと比較される13歳の次世代大物女優なのだ。本誌で紹介しきれなかったモーレツガールへのインタビューを完全版としてお届けしよう。
──ヒットガール役、サイコーです。日本人男性のハートもきっと鷲掴みにすると思いますよ。
クロエ サンキュー、サンキュー!
──デビュー作『悪魔の棲む家』ではとんがり屋根の上によじ登り、全米でこの秋に公開された『Let Me In』(スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッドリメイク)では獰猛なヴァンパイア役を演じています。大人たちを驚かせるのが好きなんですね。
クロエ 大人を驚かせるのって楽しいわ! でもホラーやアクション映画しか出ないってわけじゃないの。自分で脚本を読んで、面白いと思った作品に出るようにしているだけよ。今回の『キック・アス』も、マーク・ミラーの原作コミックの大ファンだったし、自分でも脚本を読んだ上で出演を決めたの。
──『タクシードライバー』のジョディ・フォスターや『レオン』のナタリー・ポートマンのデビュー時を彷彿させるけど、大物女優たちと比べられるのはプレッシャーじゃない?
クロエ ジョディやナタリーみたいな素晴らしい女優たちと名前を並べてもらえるだけで大変光栄なことよ。いつか彼女たちのような素晴らしい女優に私もなれればって思うわ。彼女たちと比較されるのをプレッシャーに感じることは特にはないけど、私も彼女たちに追いつきたい、そのためにはもっと演技力を磨かなくっちゃ、油断しちゃダメよと自分に言い聞かせるのに、ちょうどいいんじゃないかしら。
──5歳の時から人気子役としてテレビや映画の仕事をずっと続けているわけだけど、「この仕事、大変!」と思うことはない?
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事