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『もしドラ』オーディオブックでもNo.1に 朗読担当・AKB48仲谷を岩崎夏海が絶賛

DSCN0375.jpg岩崎夏海氏とAKB48の仲谷明香。

 12月2日、書籍を音声化した「オーディオブック」の人気作品を表彰する「オーディオブックアワード2010」(オトバンク主催)が開催された。オーディオブック配信サイト「FeBe」ユーザーからの投票で、「「オーディオブック・オブ・ザ・イヤー」に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(著・岩崎夏海/ダイヤモンド社)が選出された。表彰式には著者の岩崎氏、ダイヤモンド社の今泉憲志氏、朗読を担当したAKB48の仲谷明香が出席した。

 『もしドラ』は書籍年間ベストセラー1位を記録し、発行部数は181万部(書籍が172万部、電子書籍が9万部)で、NHK総合で来年3月からアニメ版が放送されるなど、空前のヒットとなっている。オーディオブックとしても、FeBeで発売以来13週連続1位を記録し、今回の受賞となった。

 「大変光栄で、関わってくれた多くの方に感謝を述べたい」と喜びを語った岩崎氏は、「僕の小説は19世紀小説を標榜している。バルザックなどの名作が生まれた当時、欧米の識字率は数パーセントで、90パーセント以上の人は字が読めなかった。だが、小説を読める人が教会などで読み聞かせる朗読文化が定着していた。そういう文化を背景に、小説家は朗読されることを前提に小説を書いてきた。『もしドラ』も当たり前のようにその前提で書いた」と当初から朗読を意識していたことを説明した。

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 今回、朗読には岩崎氏が2007年末までプロデュースに関わっていたAKB48から仲谷を起用。その理由について岩崎氏は「AKB48の中で、彼女は声優志向があり、早くからそれをアピールして、勉強を重ねてきた。演技力にも秀でた部分があり、仕事にも意欲がある。一緒に仕事をする相手として最高のパートナーだと思ってお願いした」と語った。

 仲谷は朗読の依頼に「最初はびっくりして、私でいいのかなと思いました」と抜擢に驚いたという。録音は夏の暑い最中、ノイズが入らないように空調を止めて行なわれた。本編の収録時間は6時間40分だが、実際にはその数倍の時間をかけて収録したというエピソードが明かされた。仲谷は「戸惑いながらでしたけど、終わりの方には、少しはうまくなったかと思います。終わってからは達成感がありました」と充実感を得た様子。そんな仲谷について岩崎氏は「AKB48は厳しい競争があり、彼女はその中で、くじけることもなく自分の目標のためにがんばり続けてきた。その姿が、小説家として40歳を過ぎてデビューした遅咲きの自分とシンクロする部分があった」と称えた。

 式典では、仲谷が実際に『もしドラ』の一部分の朗読を披露。無事に終えた彼女は「皆さんがとても静かに聞き入ってくださったので、すごい緊張しました」とコメント。「とても良い経験になりました。これをステップとして声優に近づいていきたいなと思います」と語り、すでに声優としても数作で活動している彼女だが、本格的に自らの夢へと向かう足がかりを掴んだようだ。

◆「オーディオブックアワード2010」受賞一覧
・ビジネス書部門大賞
『志高く 孫正義正伝 完全版』(著・井上篤夫/実業之日本社)

・文芸部門大賞
『イン・ザ・プール』(著・奥田英朗/文藝春秋)

・審査員特別賞
『超訳 ニーチェの言葉』(著・白取春彦/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

・優秀作品賞
『池袋ウエストゲートパーク』(著・石田衣良/文藝春秋)

・オーディオブック・オブ・ザ・イヤー
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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最終更新:2018/12/10 19:32
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