視聴率低迷&ヲタ激怒!? AKB48前田敦子がキスするも『Q10』は大ピンチ
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佐藤健、AKB48の前田敦子出演し、ロボット・Q10役の前田が奇妙なトーンで話す「パフ」「ダイジョーブデスカ」などの台詞も話題のドラマ『Q10』(日本テレビ系)。11月22日に放送された第6話でその前田演じるロボット・Q10と、佐藤演じる主人公・深井平太がキスシーンを演じたことで話題を集めた。
ところが、視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と前回の10.9%より低迷し、民放のゴールデンタイムの連続ドラマとしては、『パーフェクト・リポート』(フジテレビ系)、『検事・鬼島平八郎』(テレビ朝日系)に次ぐワースト3位の低視聴率となっている。
「『Q10』は『すいか』『野ブタ。をプロデュース』(いずれも日本テレビ系)で知られる脚本家・木皿泉の3年ぶりの新作としても注目されていました。『AERA』(朝日新聞出版)10月25日号のインタビューでは木皿が和泉務、妻鹿年季子夫妻の合同ペンネームで、和泉が6年前に脳出血で倒れて現在も左半身麻痺であり、妻鹿は鬱病であることも公表しました。繊細な心情描写に定評のある木皿の作品だけに初回は15.3%を記録するも、2話で10.2%と現時点での同作最低となり、以降、10、11%をさまよっています。そんな視聴率に苦慮してか、木皿の台本も遅れ、多忙な前田のスケジューリングから撮影も遅延し、6話の放送時に7話を撮影しており、次回予告が放送できない有り様です。6話では、チップ(集積回路)によって、Q10が一時的に普通にしゃべり、セクシーな声で『キスしようよ』と迫るも、電源が切れ、再びロボット戻ります。その後、Q10が、はにかむという人間の微妙な感情を学び、平太の前で唇をとがらせ、平太がついにQ10にキスします。佐藤と前田の唇はしっかり密着しており、佐藤は映画『BECK』で、忽那汐里とのキスシーンがありますが、前田は初のキスシーンとなりました」(ドラマライター)
二人のキスは、放送直後からネット上で大反響をもたらし、前田のブログには1万を超えるコメントが殺到。さらに、大型掲示板には、「前田敦子ちゃんのファーストキスを奪った佐藤健死ね」というスレッドが立ったほか、実況板には、「佐藤健、殺したい。」という殺害予告まがいの書き込みも見られた。また、「もうファン辞める」「裏切られた」などの投稿も散見された。
「AKB48では、宮澤佐江が2008年放送の昼ドラマ『ラブレター』で男性俳優とのキスシーンを経験し、9月にAKB48を卒業した小野恵令奈も映画『さんかく』で高岡蒼甫とキスしています。小野は16歳で、現在19歳の前田より若くしてキスを演じていますが、殺害予告まではありませんでした。前田のキスがここまで話題なのは、AKB48が今それだけバブル的な人気を獲得した証拠ですね。でも、やまぐちりこの例があるので、そのインパクトには敵いません。一方、ほかの女性アイドルグループでは、アイドリング!!!の大川藍がwebドラマ『イケない課外授業』でキスシーンを経験し、外岡えりかは、昼ドラマ『明日の光をつかめ』(フジテレビ系)で直接的な描写はないもののレイプシーンがあります。モーニング娘。は、『銭湯の娘!?』(TBS系)の矢口真里のほか、舞台で安倍なつみ、保田圭らがキスシーンを演じていますが、いずれもモー娘。を卒業後であり、安倍はモー娘。在籍中に『24時間テレビ』(日本テレビ系)内で放送されたドラマ『最後の夏休み』で中村俊介とキスシーンを演じていますが、唇は重なっていません。ハロプロは現役アイドル中はキスシーンはNGのようです。モー娘。は、卒業間近の亀井絵里が2008年に『週刊現代』(講談社)、『BUBKA』(コアマガジン)に私生活でのキス写真を掲載されているんですが」(アイドル雑誌記者)
AKB48は、”恋愛禁止条例”があるものの、演技でのキスは解禁しており、ミュージカル『AKB歌劇団』や、シングル「ヘビーローテーション」(キングレコード)のPVではメンバー同士のキスが世間の耳目をさらった。『Q10』では、キスシーンを演じたものの、視聴率が下がってしまい、AKB48の曲で例えれば、チームBの曲だが「キスして損しちゃった」という気分かもしれない。今回のような場面があることを見越してか、佐藤は『Q10』の記者会見で、ファンから妬まれる可能性について聞かれ、「そのことで、夜も眠れないんですけど……絶対に不幸にはしないです」と複雑な心境を語っていた。男性ファン心理としては、好きなアイドルのキスシーンに否定的になってしまう気持ちもわかるが、女優としてキスもできないようでは、演技の幅が狭まり、制作サイドから疎まれる可能性が高い。本当にアイドルの未来を考えれば、キスシーンも許容する器の大きさがファンには必要なようだ。
(文=ポイズン戸田)
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