幻の3Dシーンを見破れるか? シリーズ完結編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
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史上最強ファンタジーの最終章がいよいよ幕を開ける。J・K・ローリングのベストセラー・ファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの完結編となる第7巻は、2部構成で映画化されるが、その前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(ワーナー・ブラザース映画配給)が11月19日に公開を迎える。
邪悪なヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活により、かつてなく危険な場所となった魔法界。ヴォルデモートと死喰い人たちは勢力を拡大し、魔法省やホグワーツ魔法学校を支配下に収める。一方、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)、ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)の3人は、ヴォルデモートを倒すのに不可欠な「分霊箱」を探す旅に出る。困難な旅の途中で、3人は仲間割れの危機に。試練の中で知ることになった「死の秘宝」の伝説によれば、3つの秘宝すべてを手に入れた者は不死身になるという。果たしてハリーたちは、残る分霊箱を破壊し、ヴォルデモートが死の秘宝を手にするのを阻止できるのか。
映画化第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』が2001年に公開されて以来、10年間にわたって圧倒的な成功を収めてきた同シリーズ。世界で累計4億冊売れたという全7巻の原作の熱狂的なファンの存在が大きいとはいえ、若い魔法使いたちの成長と冒険を描く原作の世界観を、俳優陣の説得力ある演技とCGを駆使した斬新な映像によって見事に再現してきた点が、一般の観客にも受け入れられてきた要因だろう。
注目が集まるメインキャラの3人の成長ぶりも、長年のファンには見逃せないポイント。11歳のときにハリー役に抜擢されたダニエル・ラドクリフも今や21歳。ハーマイオニー役のエマ・ワトソンも含め、子役時代には考えられなかった大胆なラブシーンにも挑戦している。
ファミリー向けのファンタジー映画とはいえ、レイフ・ファインズをはじめ、ベラトリックス役のヘレナ・ボナム=カーター、スネイプ役のアラン・リックマン、スクリムジョール役のビル・ナイなど、舞台でも活躍する演技派の英国俳優陣が脇を固めている点も見どころだ。
デビッド・イェーツ監督は、第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』からの続投。2011年7月15日公開予定の『PART2』でもメガホンを取り、すでに撮影を終えている。当初は2部作の両方とも3D上映されると発表されていたが、PART1がスケジュール上の事情により2D上映のみになったのは残念。PART2では予定通り3Dでの上映に向けて製作が進んでいるようなので、完結編がさらに迫力ある映像体験になるのは間違いない。PART1の中にも明らかに3Dを意識したアクションの演出が随所に見られるので、そうしたシーンをもとにPART2の3D表現を夢想するというマニアックな楽しみ方もできるだろう。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」作品情報
<http://eiga.com/movie/53520/>
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