本家からクレームか!? 「きたなシュラン」が不可解なタイトルリニューアル
#テレビ #バラエティ #とんねるず #裏チャンネル
店構えは汚いけれど、その味は抜群に美味い店を紹介する、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気コーナー「きたなシュラン」。
その11月4日の放送回を見ていたところ、なぜかそのタイトルが、「きたな美味い店」というものに変わっていた。
言うまでもなく、このコーナーは、レストランの評価を行う、フランスのミシュランガイドが元ネタである。とんねるずとゲストがきたな美味い店で食事をした後、採点を☆の数でつけるのも、そう。また、通称”ダーイシ”こと石田弘エグゼクティブプロデューサーの顔がついたマスコットキャラ(?)も、ボディはミシュランのキャラクター「ミシュランマン/ビバンダム」を彷彿とさせるもの。だが、そのキャラクターも、顔はそのままでボディはコック服のものに変わっていた。
タイトルリニューアルに関して、コーナー冒頭に、「今回からプロデューサー一平の希望で、コーナータイトルも衣替え」という謎のナレーションでの説明が入ったものの、ロケ本編ではそのことについて、とんねるずからも一言の説明もない。あるテレビ関係者は言う。
「ものすごく不自然でしたよね。ロケVTRが間に合っていないので、たぶんかなり急に決めたことなんじゃないでしょうか」
というのも、VTR中で店主に渡す認定証のコーナーの名称が入っている部分と、一緒に渡す、上記のミシュランマン風キャラクター人形にぼかしが入って流されるという、なんとも不思議な絵面になっていた。ダーイシ人形が、ぼかさないといけないような、わいせつな見た目なのかとも思ってしまったり。そんなところからも、ロケの段階ではまだ「きたなシュラン」のままで、「衣替え」が結構急に決まったことがうかがえる。
翌週11日の放送ではもう大丈夫になっていたようで、認定証はちゃんと「衣替え」後の新しいものになっていた。ただし、コーナー名はまだ流動的なのか、冒頭に今回は、
「プロデューサーがどうしても名前をつけたいということで、本日からこうなりました」
というナレーションが入り、
「きたないけど美味い店、そしてレストランを紹介する、『きたなトラン』! きたなトラン……きたなトラン……(エコーで小さくなっていく)」
……本当に今後これでいくのか、「きたなトラン」。
今回はぼかしなし。しかし、名前が変更されたことに対しての出演者のコメントも、やっぱりなし。
「紹介された店に行列ができたりもしているようですし、コーナー人気はあるみたいなんですよ。『きたなシュラン』という名称も定着してきたところなのに、不自然ですよね」(前出・テレビ関係者)
どうしてこのタイミングで急に変更することになったのだろうか。フジテレビ視聴者総合センターに、視聴者として問い合わせてみたところ、
「理由については特にお答えしていません」
ということだった。ぼかし映像と突然の名称変更、もしかしたらミシュランサイドから何らかの要望が出されてのものという可能性も考えられなくはない。これについて、ミシュランガイドを発行する日本ミシュランタイヤに問い合わせをしてみたが、担当者が多忙らしく、残念ながら回答をもらうことはできなかった。
前出の関係者は言う。
「先日も、サンリオのウサギのキャラクターがミッフィーの著作権を管理する会社に訴えられたことがありましたよね。著作権に関して海外はけっこう厳しいですからね。もしかしたら、コーナー名よりもパロディ的なキャラクターのほうがダメだったという可能性はありますね」
何かしらの意見があったのか、自主規制なのか分からないが、こんな見方もある。
「コーナーが今のところ人気ありますから、もしかしたら本にするとかの企画が出ているかもしれませんね。そうなった場合、ガイドブックを『きたなシュラン』の名前で出すのもいろいろ都合が悪そうな気がしますしね」(同関係者)
「きたなトラン」、定着するでしょうか。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)
シャレが通じないのかしらん?
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