休養入りは「独立」のサイン? 歌姫をめぐる深謀遠慮
#音楽 #宇多田ヒカル #絢香 #いきものがかり
Utada名義のベスト盤騒動で注目を集めた宇多田ヒカルが5日、EMIグループと全世界における契約を締結。Utadaとユニバーサルミュージック傘下のデフジャムとの契約が終了していたことも公となった形だ。
「宇多田側のベスト盤不買呼びかけが、いかにビジネスとはかけ離れた感情的なものであったかがはっきりしましたね。アーティスト契約が終了していれば、レーベル側が契約書に基づいてベスト盤をリリースするのは当然です」(レコード会社関係者)
また興味深いのは、一連の「デフジャムとの契約終了→EMIグループとの新契約」という動きが、宇多田自身の無期限休養宣言と並行して進んだこと。これについて、前出関係者は次のような見方を示した。
「Utada名義のセカンドアルバムリリース以降、宇多田とユニバーサル・デフジャムとの関係は修復不可能な状態に陥っていたと言われています。今年1月に開催予定だった海外でのコンサートが、宇多田の体調不良を理由に中止となったことが決定打となった模様です。そうした状況を受け、両者が契約を早期に終了させる”理由づけ”として『休養宣言』を打ち出した可能性が大きい」
契約終了に伴う休養宣言と言えば、夫・水嶋ヒロがポプラ社小説大賞を取ったことでも話題の絢香のケースも記憶に新しい。水嶋との結婚を強行したことに激怒した所属事務所から事実上の「クビ」処分を受けた絢香だが、ここにきて公式サイトを立ち上げるなど復帰への動きが加速している。
「そもそも絢香の病気自体はデビュー当初からのものでしたから、休養は実質的な謹慎期間入りを意味していました。そして、事務所との契約解除から1年となる来年初頭に復帰するのは、いわば既定路線です。すでにエイベックスが彼女の復帰を支援しているとの話も伝わってきています」(週刊誌記者)
先日、ベストアルバムを発表したばかりの男女3人組いきものがかりの「活動休止」も報じられた。レーベル、バンドともに報道内容を否定しているが、レーベル関係者は次のように語る。
「3人の仲は良好なのですが、過密スケジュールのせいもあってボーカルの吉岡がダウン気味で、『やめたい』と漏らすこともあったようです。これに対して『せっかく売れっ子に育ったのに、やめられたら大変』と慌てたレコード会社が、年明け以降のスケジュールをいくつかキャンセルしたところ、今回の報道につながったと見られます」(音楽雑誌編集者)
相次ぐ休養宣言の背後では、業界プレイヤーによる壮絶なバトルが繰り広げられている。
(文=村西里志)
お騒がせなんだから!
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