家出、いじめ、セックス……暴露系「読モ本」をオバサンが読む
2010/11/02 12:00
『中学生失格』(竹書房)
若者の”気”を吸収すれば若返るかもしれない……。そんな思いで、オバサン記者(37歳)が、読者モデル3人のエッセイを読んでみた。
まず、はじめは、雑誌「egg」(大洋図書)のモデル・板橋瑠美の『from Black… 娘がくれた第二の人生』(小学館)。「from Black」といってもチェケラなブラックカルチャーは関係ナシ。23歳の板橋が、これまでの母との葛藤、家出、パラパラサークルの結成、20歳での出産、結婚を振り返るという内容だ。あとがきを見ると「『from Black』は十代の心も体もすさんでいた過去の悲しい自分を指していました」とある。それが出産したことで人生が代わり、「生きる意味が明確に、前向きになれた事で、本物の『WHITE』になれました」とのこと。自分を色にたとえて「本物の白」と言い切ってしまえるあたり、若いって素晴らしいですね。「生きる意味が明確に」って……、オバサンはいまだに生きてる意味が分かりません。教えて。
最終更新:2010/11/02 13:00
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