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ガンダムUC狂騒曲! 限定グッズバカ売れで転売屋は薄利にとどまる!?

uc.jpg『機動戦士ガンダムUC』オフィシャルサイトより

 10月30日、『機動戦士ガンダムUC episode2 赤い彗星』のイベント上映とネット配信が全国で始まった。

 劇場先行上映+ネット配信+Blu-ray販売という展開がハマり、クオリティーの高さが口コミで伝わってepisode1のBlu-rayが爆発的に売れた『ガンダムUC』だが、今回話題となったのもBlu-ray。実は、5,000枚限定でepisode1、2のシナリオブックがついた劇場限定版を発売したのである。このロットの少なさにファンは吃驚。「買えないのでは!?」とビビる声がネット界隈に溢れかえった。

 上映館の中核とみられる新宿ピカデリーでは大量のグッズ購入希望者への対策を立て、その日の座席指定券を購入権として1枚あたり劇場限定Blu-rayを1枚、同じく劇場限定のプラモデル「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム デストロイモード 劇場限定 NT-Dパールクリアver.」を3個まで購入可能という制限をつけた。

 つまり、公開初日に限定グッズを買いたいなら、座席指定券を買わなければならなくなったのだ。

 新宿ピカデリーの場合、座席指定券の販売は10月26日からだった。舞台挨拶がある午前の回が店頭販売のみだったため、劇場窓口には行列ができたほどだった。

 しかし、”30日の座席指定券ならばどの回でも購入権として有効”ということが知れ渡ると、早い回のみならず、夕方の回までが爆発的に売れていった。制限は「1人につきBlu-ray1枚」ではなく、あくまでも「座席指定券1枚ごとにBlu-ray1枚」。転売屋と見られる人々も大量に購入したようだ。

 その結果、転売屋とファンの別を問わず、グッズを買いたいだけの人々が上映を欠席するケースが続出。舞台挨拶回を含め、売り切れなのに空席が目立つという異常事態となってしまった。

 オークションサイトでは定価7,000円のBlu-rayに約1万5,000円、1,900円のプラモデルに約4,000円の高値が付いているが、はたして転売屋はこの値段で売り抜けられるのだろうか。

 ある来場者のひとりは「ちょっと値段が下がるかもしれませんね」と言う。

「六本木など他の上映館では瞬く間に売り切れてしまったようですが、新宿はプラモデルもBlu-rayも大量に入荷していたんです」

 新宿ピカデリーの夜中の待機列は前日の終電まででおよそ50名。これが始発でどどっと増えて数百人の行列ができ、大混雑したのだが、行列がはけると並ばずとも買えたというのである。

「私は19時30分の回を見終えてからグッズ売り場に行ったのですが、Blu-rayを普通に売っていましたからね(笑)。プラモデルは確かめていませんが、少なくとも上映前にはあったはずです。新宿に限っては、前日の終電や始発で並ばなくても夜だったら苦もなく買うことができたんです」(前述の来場者)

 念入りに劇場に問い合わせたファンによれば、初日の座席指定券総数の分のBlu-rayは確保している、との答えが返ってきたそうである。一部には2,000枚という説もある。購入希望者にある程度行き渡れば、転売屋が涙目になるという事態もありうるのだ。

「ちょっと新宿に集中しすぎたかもしれないですね(笑)。まあしかし座席指定券がただの購入権になり、空券として買われ、空席ができてしまうのも困ったものです」(アニメライター)

 オークションを責めたい気分にもなるが、しかし一方で、自力で買いに行けないためオークションが頼り、という人々がいることもたしかだ。

 限定グッズの販売方法を変えたほうがいいという意見もネットにはちらほら。次回はグッズの限定そのものを見直したりするのだろうか?

 「全国で限定5,000枚」という呪文に振り回された一日だった。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 2

通常版は11月12日発売です。

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最終更新:2010/11/02 11:00
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