お色気溢れる神秘のレストランが出現 「フーターズ」日本一号店に(自腹で)突撃!
アメリカでは、400を超える店舗を持つ、レストランチェーン「フーターズ(Hooters)」が、ついに日本初上陸を果たした。ありきたりの外資系チェーンであれば、本サイトが記事にするまでもない。
このチェーンの価値は「お色気レストラン」であること。要は、ウェイトレスの衣装が、セクシーなのである。実際のコスチュームは白いタンクトップにオレンジのホットパンツが基本。これまで、日本のチェーンでもウェイトレスの衣装がかわいい云々は、数多くささやかれてきた。だが、それとはまったくベクトルが違う、アメリカナイズされた出し惜しみのないお色気が展開しされているのである。
アメリカでは、かなり田舎町でも店があるそうだし、アジア圏では既に韓国、台湾、シンガポールなどにも出店済み。にもかかわらず、これまで日本には出店していなかったのである。
果たして、アメリカナイズな溢れるお色気が、日本でも受け入れられるものなのか。オープンは10月25日午後5時と聞き、さっそく取材班も(自腹で)駆けつけてみることにした。
到着したのはオープン1時間前の、午後4時。既に行列は60人余り。平日の、それも月曜日の夕方だというのに、サラリーマン風の男性の姿が目立つ。並んでいる9割は、当然男性である。サラリーマン風の男性は単独客が多く、グループ客は学生風が多いと行った感じだ。並んでいる人々に共通しているのは、なぜかやたらと、iPhone、それもiPhone4の所有率が高いこと。並んだのは1時間あまりだが、誰もがやたらとTwitterにツイートし続けていた。おまけに周囲の会話に聞き耳を立てていたら、既に近くは韓国、台湾。あるいは、アメリカ本国のフーターズ経験者が多い様子。なんとも世の中には、リビドーに正直な男性の多いことか。やはり「草食系男子」なんて、幻想の産物に過ぎない。
さて、オープニングイベント(マグカップ貰えた)とかはともかく、店内である。
まず、店に入ると既にテンションが高い。ウェイトレスがやたらと笑顔で拍手しながら出迎えてくれる!
店に入るまでは「ウェイトレスの衣装がセクシーなレストラン」程度に考えていたのだが、そうではなかった。ノリはキャバクラかガールズバーに近い。なぜなら、テーブルごとに担当のウェイトレスがつくからだ。
椅子に座ると、ウェイトレスが「担当の○○です」と名前を書いたナプキンを、テーブルに置くのである。ちなみに「指名」も可能である。
もちろん、横に座って接待してくれるのではなく、いくつかのテーブルを兼任しているのだが、担当になったウェイトレスと、いかにその場のノリでコミュニケーションを取るかが楽しみの一つである。そうでなくては、単なるメシ屋である。
とはいっても、一人で店に来ていきなりハイテンションになるのは、ちょっとハードルが高いかもしれない。事実、単独客の座るカウンター席だけは、なぜか「お通夜」のように暗くなっていたのだ……。
もちろん、ウェイトレスのレベルは高い。なんでも選考にあたってはダンスや英会話のスキルが問われたらしいが、容姿のハードルもかなり高かったことが伺い知れる。基本的には欧米人好みのアジアンビューティーなのだが、これが日本人に受け入れられるのか。開店初日は、金髪美女から黒い肌の黒人美女まで、日本では滅多に見ることのできないハイレベルな女性たちが揃っていた。もちろん、恐るべき迫力である。なんというか『コブラ』に出てくる、女性キャラみたいな……。太平洋戦争の敗北を素直に認めざるを得ない。
ただ残念なことも。常に外国人のウェイトレスがいるのか聞いてみたところ、
「彼女たちはトレーナーなので、一週間ほどで帰国してしまう」
というではないか。果たして、日本人だけで非日常的な空間を維持できるか、これからの課題になってくるだろう(この記事を読んで店に行こうと思った人は、お早めに)。
ともあれ、料理もハンバーガーやらチキンやら、アメリカンスタイルな味付けにアメリカンスタイルのボリューム。これまでの日本にはなかった、新たなタイプのお色気を提供してくれる店であることには間違いない。料理の値段も1,000円前後なので、セクシーな女の子と、軽い気分で楽しい時間を過ごしたいと思えば、ガールズバーなんかよりも、よっぽど安い。オッパイとフトモモ好きな男性のみならず、まずは行ってみたほうがよい。もちろん、積極的にコミュニケーションを取らないと、暗いままに終わってしまう危険性もあるけどね。ここでウケるのは、リビドー溢れる男性しかない。ウェイトレス全員と、お友達になる気分で、突撃すべし。
学生時代はジョナサンが一番人気でしたが。
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