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豊作ズラリの3D映画 この秋おススメの厳選3本はこれだ!

3daba.jpg(c)2009 TWENTIETH CENTURY FOX

 新世代のデジタル方式による3D映画の上映が徐々に増え始め「3D映画元年」と呼ばれた昨年、そして家電業界では主要メーカーが相次いで3D対応テレビを売り出し「3Dテレビ元年」とも称される今年。さらにゲームやモバイル分野にも3Dコンテンツの波は広がり続け、見る側の目も肥えてきた。そうした観客の期待に応えるべく、制作段階から3Dの演出をしっかり念頭に入れて撮影し、適切な編集や視覚効果を加える作品が増えてきたことで、3D映画全体の質も着実に向上している。 

 この秋、3D映画を語るならまず、新世代3D映画ブームの立役者であり映画史上最高のヒットメーカーであるジェームズ・キャメロン監督の『アバター 特別編』(20世紀フォックス映画配給、公開中)は外せない。これは昨年末に公開されるや世界各国で特大ヒットを記録し(世界興収約2390億円)、前作『タイタニック』(97年)で10年以上破られなかった世界興収歴代1位の記録を自ら更新したSFアクション超大作『アバター』に、約9分の未公開映像を追加して新たに公開されるもの。衛星パンドラの瑞々しいジャングルに息づくバラエティー豊かな動植物、主人公が「アバター」となって先住民ナヴィに導かれ体験する冒険とロマンス、そして人間対ナヴィの壮絶な戦い。新たに加えられたシーンにより物語の深みが増したおかげで、壮大な世界観と一体化した3D映像に没入する感覚を一層楽しめるようになっている。

 3Dアニメ映画の新作では、米興収で3D映画史上歴代5位に躍り出た大ヒット作『怪盗グルーの月泥棒 3D』(東宝東和配給、10月29日公開)がオススメ。バナナから作った小さな手下「ミニオン」たちと共に月を盗もうと企む意地悪な怪盗グルーが、孤児院育ちの幼い三姉妹に出会ったことで、人生の大きな転機を迎えるというストーリー。ファミリー向けの作りではあるが、ジェットコースターのシーンに代表されるように、アトラクション感覚一杯の躍動的な3D映像は大人の鑑賞にも十分堪えるクオリティーだ。

 邦画で健闘が期待されるのは、雨宮慶太監督による特撮テレビシリーズの3D劇場版『牙狼<GARO> RED REQUIEM』(東北新社+ゴー・シネマ配給、10月30日公開)。人間の邪心にとりつく魔獣「ホラー」と戦う魔戒騎士(小西遼生)の活躍を描く。予算や日程の都合により通常のカメラで撮影した映像をポストプロダクションで3D変換する作品も多い中、本作は撮影からステレオカメラを用いた「リアル3D」が売り。テレビドラマ時代から話題を呼んだスタイリッシュなVFXと相まって、オリジナリティあふれる3Dアクション娯楽作に仕上がっている。

 さらに、この週末から始まる東京国際映画祭の特別招待作品として24分のスペシャル・プレゼンテーション映像が上映される『トロン:レガシー』(ディズニー配給)も、12月17日の公開が待ち遠しい注目作。クールに構築された仮想空間のデザインとスタイリッシュなアクションを垣間見せるフッテージを試写やイベントなどで鑑賞した業界人やファンたちから、「『アバター』を超える3D映像」との呼び声も高い。

 質の高い3D映画が豊作のこの秋。ぜひ映画館でお気に入りの作品に出会い、じっくりと味わっていただきたい。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)

『アバター 特別編』作品情報
<http://eiga.com/movie/55658/>

『怪盗グルーの月泥棒 3D』作品情報
<http://eiga.com/movie/55464/>

『牙狼<GARO> RED REQUIEM』作品情報
<http://eiga.com/movie/55382/>

『トロン:レガシー』作品情報
<http://eiga.com/movie/55210/>

アバター ブルーレイ版エクステンデッド・エディション

まだ見てないけど、もはやもういい。

amazon_associate_logo.jpg

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最終更新:2010/10/22 15:00
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