秋葉原の歌姫・黒崎真音が待望の1stアルバムで鳥肌立てた!?
#アキバ
オタクの集う街から、最新カルチャーの発信地として各メディアから注目されている秋葉原。その中心に存在する、アイドルが働き、ライブを行うという秋葉原のLIVE&BAR「ディアステージ」をご存じだろうか?
毎日のように店内ステージではアイドルが歌い、彼女たちの活躍を応援しようと多くのファンが集い夜な夜な盛り上がりを見せている。
そんな秋葉原の激アツスポットから、ついに初のソロ・アーティストがメジャーデビューをすることが決定した。
その名は「黒崎真音」。
先日、無事放送を終了したテレビアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のエンディング・テーマを担当した彼女は、各エピソードごとに異なるエンディング・テーマを発表。ロック、ポップス、バラードなど幅広いサウンドを、力強い歌声と堂々たるアティチュードで歌い上げ、作品を盛り上げ続けた。
そしてその全12曲を収録したメジャーデビュー・アルバム『H.O.T.D.』が、放送終了翌日の9月22日にリリースされた。
いきなりのアルバム・デビュー、各話ごと異なるエンディング・テーマを発表、その全曲を収録と挑戦的な試みでメジャー・シーンに挑む黒崎真音に、彼女のルーツとアルバム『H.O.T.D.』の聴きどころについて話を聞いた。
──自己紹介からお願いします。
黒崎真音(以下、黒) 『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のエンディング・テーマで今年、デビューさせていただきました黒崎真音です。秋葉原のLIVE&BAR「ディアステージ」で初期から働いていて、ほぼ毎日ライブをやっていました。アニメや乙女ゲーム、シミュレーションゲームが小さい頃から大好きで、たまに二次元と三次元を行ったり来たりしちゃう、という歌手です(笑)。
──黒崎さんは今回メジャーデビューされるわけですが、ディアステージでも働かれているんですよね? お客さんにすごく近いところにいるアーティストですよね。
黒 そうですね。初めてライブを見に来ていただいた方は、終わった後に私がその辺をうろちょろしてるのを見て驚くみたいです(笑)。
──それでは、どういう経緯でメジャーデビューに至ったのかを教えてください。
エンターテイメントジャパン)
黒 最初はロックが好きだったのでバンドでアニソンカバーをやったり、ディアステージでも大好きなアニメの歌をカバーしたりしていたんです。そんなある日、ディアステージの社長が連れて来た、とある音楽業界の方にすごく気に入っていただいて、メジャーデビューできるようにがんばりたいね、と言ってもらえたのがきっかけです。それから色んな方に助けてもらって、今回メジャーデビューさせていただきました。
──最初のタイアップが『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のエンディング・テーマということで、どう思いましたか?
黒 以前からダークなトーンの歌を歌ったり、ロックが好きだったりしたので、パっと話の内容を聞いて私のイメージにも合う作品だなと感動しました。記念すべきデビューというタイミングで、自分に合う作品に出会えて、すごく嬉しかったです。
──初めて自分の歌がテレビで流れたときはどう思いましたか?
黒 信じられませんでした。今までCDを出したこともなかったので、自分の歌を音源として聞く機会もそこまでなく、『H.O.T.D.』がほぼ初めてのレコーディングだったんです。だから最初は自分の声を聴き慣れていなかったので、不思議な感じでした。
──「自分の歌が初めてテレビで流れた時には、思わず泣いてしまう」みたいな話をほかのアーティストの方から聞いたりもしますが(笑)、そういう感じではなかったんですね。
黒 泣くというよりも、もう鳥肌が立って呆然としてました。それに、原作がすごく好きなので、そのキャラが動いてるということのほうにむしろ感動してました。なんだかファン目線ですよね(笑)。でも、3話くらいから(自分の歌が流れているんだと)やっと実感が湧いてきました。
──アルバム収録曲で、一番好きな曲はどれですか?
黒 やっぱり、「君と太陽の死んだ日」は、始まりの曲なので、特別ですね。それと、一番最後の「The Eternal Song」は、次に繋がっていくようなイメージの曲なので、好きです。どちらもライブで歌うのが楽しみですね。
──アルバムの聴きどころを教えてください。
黒 色々なジャンルの曲が入っているというところと、1話ごとのシーンに合わせて曲が作られているところです。アニメのシーンを思い出しながら聴いていただけると嬉しいです。歌から入っていただける方は、「この曲はどういうシーンの曲なんだろう?」って思いながら聴いていただいてもいいですし、普通のアルバムとして聴いていただいても楽しいと思いますよ。
──黒崎さんが、アニメソングを歌いたいと思うようになったきっかけってなんですか?
黒 友達に誘われて、とあるアニメソングのフェスに行ったのが、アニメソングというものを意識したきっかけでしたね。その時の、お客さんとステージとの一体感にびっくりしました。そのライブで、私の大好きなアニメソングがたまたまかかった時に、私もすごく嬉しくなってしまったんです。みんなこういう気持ちを大事にして楽しんでるんだなって思って、私もこういう気持ちを伝えられるようなアニメソングを歌いたいと、この時に思いました。
──今後の活動についてですが、まず11月には、テレビアニメ『とある魔術の禁書目録 II』のエンディング・テーマである初のシングル『Magic∞world』がリリースされますね。こちらはどんな曲ですか?
黒 アニメの世界観に合った、疾走感のある、皆で楽しめる歌です。今回は歌詞も書かせていただきました。前向きになれたり、元気になるワードを詰め込んだ、何度も聴いてもらえる歌詞になったと思います。
──今後の活動の目標はありますか?
黒 「こういう人のようになりたい」というような、具体的な目標はあまり作らないようにしています。少しずつ活動していって、いろんな方と繋がっていきたいですね。ただ単に歌うだけじゃなくて、色々なことを吸収しつつ、みんなに新しいものや心から良いと思ってもらえるものをプレゼントできる人になりたいです。
──お話をうかがっていると、他人との繋がりというものをすごく大事にされているなと感じます。
黒 そうですね。それが歌い始めたきっかけなので。でも、ここからは自分の力で広げていくこともしないとなって思っています。そして、秋葉原を引っ張っていけるような人になりたいですね。
(取材・文=有田シュン)
●黒崎真音(くろさき・まおん)
1月13日、東京都生まれ。A型。東京・秋葉原にあるLIVE&BAR「ディアステージ」で日夜パフォーマンスを行う。力強い歌声とバンドサウンドを中心とした本人作詞・作曲による楽曲を引っさげ、ディアステージのみならず、都内各地で精力的にライブ活動を行っている。
公式サイト<http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/music/maon/index.html>
公式ブログ「 サキクロ+イズム 」<http://ameblo.jp/kurosakimaon/>
H.O.T.D.
記念すべき、黒崎真音のファーストフルアルバム。9月に放送を終了したテレビアニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(独立UHF等で放送)のエンディング・テーマ曲12曲をすべて収録。ロック、ポップス、バラードなど幅広い楽曲を、力強い歌声で歌い上げる。
発売/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 価格/3150円(税込)
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