広がる薬物汚染──逮捕の田代まさし「DJから買った」証言に音楽業界が激震中
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コカイン所持で現行犯逮捕されたマーシーこと田代まさしの事件が、音楽界にも波紋を広げている。田代容疑者が神奈川県警の取り調べに対し、「知り合いのDJから買った」と答えているためだ。
音楽界の薬物事件はここ数年増加傾向にある。今年に入ってからもラッパーのYOU THE ROCK★が大麻取締法違反で逮捕された一件をはじめ、おもにヒップホップやクラブ界隈での事件が目立っていた。
「今年6月には某中堅ラッパーが、営利目的の所持を疑われて大麻取締法違反で逮捕されています。営利目的というのは、つまりブツを売るプッシャー役をやっていたということ。クラブ界隈では、大麻やドラッグを愛好するだけではなく、生活費稼ぎのために売りさばく音楽関係者もおり、当局が目を光らせています。今回の田代事件でも今後入手経路をめぐる広がりがあるかもしれません」(週刊誌記者)
音楽界での麻薬汚染は予想以上の広がりを見せている――そう証言するのは、業界歴10年のレーベル関係者だ。
「大きい声では言えませんが、ミュージシャンやダンサー、レコード会社の社員などの間で、薬物は広く流通しています。しかも、大麻のような軽いものだけではなく、クラブあたりではコカイン、MDMAのようなハードなドラッグに手を出すケースが増えている。こうしたドラッグの供給源は音楽業界にかかわる人物であることが多いのです」
数あるケミカル系のドラッグの中でも、コカインの作用時間は特に短いため、常用者は頻繁に入手する傾向があるという。また高価で取引されることから、金銭的に余裕のある音楽業界人が”お気に入りのプッシャー”を抱え込むことも多く、当局はそうしたルートの摘発に力を注いでいると見られる。
「押尾学事件で、押尾にMDMAを譲渡したとして逮捕・起訴された泉田勇介受刑者も、プッシャーではないかと疑われた一人です。彼は音楽業界に知り合いが多い人間だったため、捜査期間中には音楽関係者にも飛び火するのでは……との声も出ていました」(前出の週刊誌記者)
海外では、ジョージ・マイケル、パリス・ヒルトンなどの大物セレブが相次いで薬物所持で逮捕されている。日本でも、田代事件をきっかけとした大がかりな摘発はあるのだろうか。
(文=村西里志)
シャレになんねぇ。
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