高齢ファンとダメ制作陣のはざまで揺れるジャニーズの”隆盛と盛衰”
務所の存亡は、ひとえに彼らが握っている!?
──SMAPが落ち目の今、嵐が今後のジャニーズを支えていく──と思いきや、昨年の”嵐フィーバー”が一段落し、なんだか嵐にも勢いがない。それに続くべき、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNも失速気味で──。ジャニーズ帝国の行く末を、データをもとに徹底検証!!
最近、ジャニーズの勢いが落ちてきた。
“国民的アイドル”と呼ばれたSMAPの人気が徐々に落ち着き、昨年あたりから嵐の人気が急騰、SMAPを追い抜いた、という声が出てきた。だが、嵐はかつてのSMAPフィーバーに比べ、規模は圧倒的に小さい。嵐以降はどうだろうか? NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP……。メンバーの名前さえ、満足には答えられないグループばかりではなかろうか?
実際にデータで比較してみよう。
1991年にCDデビューしたSMAPは、98年に発表したシングル「夜空ノムコウ」で初めてのミリオンを達成した。96年に木村拓哉が主演したドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の最終回は、視聴率36・7%をたたき出した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
そんなSMAPの勢いに乗って99年にデビューした嵐の初ミリオン達成は、デビュー10年目の09年、ベストアルバム『All the BEST! 1999-2009』である。しかし10年7月期の松本潤主演月9ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』(同)は、初回こそ15・7%だったものの、以降は10〜12%台と低迷している。
そのあとにデビューしたグループは、もっと大変だ。03年デビューのNEWSのCD売り上げ最高記録は、シングル「希望〜Yell〜」の39万枚である。山下智久が主演した月9ドラマ『コード・ブルー 2nd season』(同)の最高視聴率は、初回の18・8%だった。
06年メジャーデビューのKAT-TUNはデビューシングル「Real Face」こそミリオンを達成したが、最新シングル「Going!」は約27万枚と、まったく振るっていない。亀梨和也が主演した『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)の最高視聴率は、初回の12・1%。あとは一ケタ台だ。
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