「不仲でもカネのためなら!?」再結成繰り返すピンク・レディーの守銭奴ぶり
ピンク・レディーが解散から30年という節目でまた再結成した。過去5度の再結成は短期間だったが、今回は「死ぬまで」という本格的なものであるという。
記者会見では、ともに52歳の未唯mie、増田恵子がアラフィフには見えないスレンダーな体を見せて現場記者たちをときめかせたが、実はこの場に入れなかった記者もいた。「週刊新潮」(新潮社)と「女性自身」(光文社)の2誌が取材拒否を受けていたのだ。それだけではない。取材を許可された記者たちにも、同誌への写真貸し出しなどを行わないよう異例の通達もあった。
「取材拒否されて写真が使えない場合、スポーツ紙などから写真を有料でレンタルするんですが、それを見越して意地悪な先手を打ってきた形です。よく写真を貸してくれる同業者からも、そこまでやらなくてもいいのにね、と慰められましたよ」(取材拒否を受けた記者)
しかし、一体なにがそこまでピンク・レディー側を頑なにさせたのか。
「おそらく一昨年の裁判の件でしょう。『女性自身』がピンク・レディーの振り付けを真似てダイエットするという記事で2人のステージ写真を使ったところ、肖像権の侵害だとピンク・レディーが訴えたんですが、結果は敗訴。『新潮』でもその旨を記事にしていましたが、悪意あるゴシップでもないのに酷い話ですよ」(同)
ただ、これについては「彼女たちが肖像権にこだわる理由もあるのだろう」と話すテレビ局のディレクターもいる。
「3年前、彼女たちのヒット曲を書いた阿久悠さんが亡くなった時、番組でコンサート映像などを使わせてもらったんですが、かなり細かく使用料を求められました。近年、彼女たちはソロ活動でそれぞれアルバムも出していますが、セールスは今ひとつ。他の仕事で大きく稼いでいる様子もないので、肖像権で稼ぐことが本業なんでしょう。だから、あまり使用料を払わない媒体には冷たいんでしょう。うちは今回の再結成でもかなりの額を払っていますので、取材拒否はされないはず(笑)」
確かに再結成というのも、あくまでビジネスではある。ただ、本当に長続きするのか? と穿った見方をする記者もいる。
「彼女たち2人が長い間、犬猿の仲だったことは誰でも知っている話。だから今回もソロ活動はそれぞれ続けるとしているんです。金欠になるたびに再結成してきたと言われますが、今回は一説にはパチンコ機とのタイアップのためとも言われていて、再結成といっても随時一緒に活動するということはないと思いますよ。激しい踊りも体力的にきついでしょうし、何度も再結成してきたせいで、ファンも以前ほど盛り上がってないですから」
かつて彼女たちが人気を誇ったのは5年に満たない活動期間のうち2年間ぐらいだ。それを30年経っても収入の糧とできるのは、何にせよ羨ましい話ではある。
(文=黒崎竜太郎)
30年前のお話です。
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