アグネス・チャン「薬事法違反」騒動とその前科
自らがオーナーを務めるサイトで、科学的根拠を欠く効能をうたって商品を販売していたことが、大槻義彦教授に「霊感商法」、「薬事法違反」と指摘されたアグネス・チャン。
その後、ネット上で猛烈なバッシングを浴び、「病気緩和に効く」としていたパワーストーンや、「目を治し、肝臓機能を補う」としていた健康食品の購入者に対しては、返金に応じる構えを見せている。しかし、違法性の認識については「知らなかった」と否定するに終始している。
ところが、問題となった健康食品に”前科”があることが判明した。
アグネスのサイトで販売されていた健康食品「五色霊芝」という製品は、アグネスの実姉で香港在住の医師、ヘレン・チャンが開発したものだ。
このヘレン医師、香港の日本人社会ではかなり有名な存在だという。今から4年ほど前、彼女に診察してもらったことがあるという香港在住の日本人女性は話す。
「急な発熱の際、日本語が通じるということで訪れたのがヘレン先生の病院だった。彼女は日本語が堪能で助かったのですが、一回の診察で診療費は2万円ほどとかなり高額だったことを覚えています。まあ、海外旅行保険でカバーされたので文句はありませんが、漢方っぽい薬をかなり処方されたような……」
ヘレン医師は臨床医として活動する一方、1992年頃から、霊芝を使った健康食品の開発、販売も行っている。しかし06年、「医師としての立場を利用し、公正に欠ける不当な広告を行った」として、香港の医師会から、医師免許の2カ月停止、執行猶予2年の処分を受けているのだ。(香港紙『文匯報』)
その後、ヘレン医師はこの処分を不服として控訴。処分は取り消されている。とは言え、商品の開発者でもある実姉が過去にこんな騒動に巻き込まれているのだから、アグネスも今回の件に関して問題となる可能性を認識していたことも疑われる。
ちなみにヘレン医師は騒動後も数々の健康食品の開発を続け、ヒットを飛ばしている様子。問題となった「五色霊芝」も香港でも販売されているのだが、その価格は240グラム入りが6000円ほど。一方、アグネスのサイトでは120グラム入りが1万8000円で売られていた。
この価格差は、やっぱ「恵まれない子どもたち」への寄付金となっているのですか、アグネスさん?
(文=高田信人)
人って変わるのね。
【関連記事】
一般人を相手にした”恫喝”? 日本ユニセフ協会批判サイトが訴えられた!
「秋本治も推奨」は大嘘! 人気コミック『こち亀』がマルチ商法の宣伝に使われていた
「運命の……」を連発するだけ!? ロンブー田村淳の口説き術を元交際女性が大暴露!
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事