日本人ウケするボディにメロメロ! ”着せ替え人形”の生き様を見せる『ドールハウス』
本誌連載「愛のズルむけい地」では、作家の岩井志麻子先生と共に、鋭い洞察力によるユーモラスな見解で、ズバズバと”業深い”人物を”業深く”論じている徳光正行氏。昨年の9月号で、「あんまり表立っては言わなかったんだけど、結構、映画、好きなんですよ〜」との談話を目にした編集部が、DVDメーカー各社による”ヤバいDVD”のレビューを依頼し、高評価を得た。それから1年後……今度は映画配給会社やDVD販売会社などが”スゴい”作品をリリース! 早速、徳光氏に感想を聞いた──。
[徳光正行オススメポイント!]
まさに日本人ウケするボディとエロチックシーンにメロメロ!!
特筆すべきは、主人公を演じているエリザ・ドゥシュクがカワイイこと! 一点の隙もないアメリカの豪快な美女という感じではなく、『愛と青春の旅だち』のデブラ・ウィンガーをちょっとキレイにしたようなルックス。こぢんまりとしていて、オッパイも”自前”だし、日本人好きするボディでもあります。
そんな彼女のセクシーシーンは、かなりのエロスを感じずにはいられません! 作中でアレが透けていたシーンでは、図らずもコーフンして……(笑)。「直接的な性描写よりも男性本能を刺激する!」というくらい色っぽかった。
あと、良い意味でのリアリティにも満足。アメリカのテレビドラマや映画は、「そんな動きは無理だろ」というような派手すぎるアクションが多く、それで興ざめになってしまうけれど、エリザの動きは、きちんと女の子のアクションですよ。また、肝心なところで喘息の症状に見舞われるというのも、人間味が感じられて良かった(笑)。
全般的に、きちんとお金をかけているのか、まるで映画を見ているみたいです。これをドラマでやられたら、これから映画の立場がなくならないかと、心配になっちゃいましたね。
とくみつ・まさゆき
1971年、神奈川県生まれ。フリーアナウンサー徳光和夫氏の次男にしてタレント。本誌連載のほか、主なレギュラー番組に『ザ・ゴールデンアワー』(TOKYO MX)、『美人塾』(BSフジ)など。近著に『伝説になった男 〜三沢光晴という人〜』(幻冬舎/1260円)。昨年6月、リングの上で帰らぬ人となったプロレスラー三沢光晴氏。彼との、15年間にも及ぶ交流から知られざる素顔を浮き彫りにした渾身のエッセイです。
[宣伝担当オススメポイント!]
男たちの欲望をかなえてくれる夢の”着せ替え人形”ドールたちの生き様
エキゾチックな顔立ちのエリザ・ドゥシュク。美人で
す!本作最大の特徴は、いろいろな人格をインストールされて任務に就く”ドール”という存在。クライアントの欲望のまま、まるで”着せ替え人形”のように理想の恋人や親友に変身していく姿は、見ている人に倒錯した快感を与えてくれるはずです。また、エキゾチックな美女である主人公のエコーが、SMの女王や医師など、さまざまなコスプレを披露してくれるので、男性はいろいろと妄想できて楽しいのではないでしょうか(笑)。
また、アクションシーンも必見。主演のエリザ・ドゥシュクはできるだけスタントを使わないことにこだわり、インタビューでも「スタントは、演技で(私じゃないと)確実にバレるから嫌い」という談話を残しています。本人は激しいアクションも楽しみながらこなし、「月曜の朝から誰かにパンチを食らわせるのは、とてもいいストレス発散になる」と漏らしていたとか。まさに海外ドラマ界の”エリザ様”!!旬を迎えた女優の魅力を、最大限に感じることができると思いますよ。
(構成/丸山大次郎)
(写真/田中まこと)
(スタイリング/中里智弘)
テレビドラマ
『ドールハウス DVDコレクターズBOX』
人間の記憶を取り除いた脳に、クライアントの望む人格をインストールした”ドール”を派遣し、巨額の利益を上げている謎の組織ドールハウス。主人公のエコーは、優秀な”ドール”として、あるときはネゴシエーターに、またあるときはバックシンガーに変身し、多くの任務をこなしていた。だが、かつて技術的なトラブルにより、ドールハウスから逃亡した元ドールのアルファが、エコーに接近し始めて……。
販売元/20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
製作総指揮/ジョス・ウェドン
出演/エリザ・ドゥシュク
時間/649分
価格/1万920円(税込)
発売/9月2日(レンタル中)
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