見つめられ、そして私は恋をする……「多田あさみの《視線》」
#アイドル #木嶋のりこ #アイドル的アイドル思考法
アイドルたちは、ほかのアイドルをどう見ているんだろう…? そんな疑問にお答えする連載「アイドル的アイドル思考法」。自他共に認める業界一の「アイドル通アイドル」木嶋のりこが、アイドルの魅力のすべてを語り尽くします!
「目は口ほどに物を言う」
口で語るくらい人の目つきには感情がこもっている、と言う意味を持つこのことわざ。彼女の瞳に惹き込まれながら、私の頭の中にはこの言葉が浮かび上がったのです。
初めて彼女のイメージDVD『あさみの実』を手に取った時、無意識にジャケット写真に目を奪われてしまいました。
こちらを見つめる彼女の、切ないような、何かを訴えているような、そして芯の強さまでもを感じさせる表情。
初めは、何がここまで惹きつけさせるのか分かりませんでした。
ただ、そのあと再生したDVDの中の彼女に、どんどん夢中になっていくのは確かでした。くっきり二重瞼が好みだったことが、私を夢中にさせるきっかけになったのかもしれません。
しかし、バスルームのチャプターで彼女の向ける視線に触れた瞬間、私は恋に落ちました。きっかけは《外見》でも、実際に惹かれていたのは、もっと《内側にあるもの》だったのです。
バスト92cm、ウエスト58cm、ヒップ86cmというグラマーな肢体を持つ彼女。DVDの中でも、セクシーな衣装やシチュエーション、そしてボリュームあるバストを強調するシーンなどが多く収録されています。もちろん、その色っぽい体にドキッとさせられたのは、言うまでもありません。しかしそれ以上に、そのシチュエーションを盛り上げてくれる彼女の視線は、観る者をくぎ付けにしてしまうのです。
まず私がびっくりしたのは、その視線の色っぽさ。21歳とは思えない、妖艶な雰囲気を表現するそれは、女性から見ても美しく、そして羨ましくも思えます。
そして、ただ単に「色っぽい」といっても、そこから感じ取れる感情は、シーンが変わるごとに変化し、その度、色っぽさの中が知りたくなるのです。
時に切なく、時に挑発的に……そして、まるで困惑したように訴えかけたかと思うと、全てを見透かしているかのように微笑む……。色っぽい彼女に惹き込まれていると今度は、屈託のない無邪気な笑顔で、細めた目から純真無垢な愛らしさを魅せる……。
そんな風に、視線一つでさまざまな感情を語ってしまう彼女。
視線とは、こんなにも表情豊かなものなのだと、私は彼女から教わりました。
そして妄想も膨らませてみました。もし、彼女が女教師だったら、校内の男子生徒は大変なことになるだろうと……。
真っ白なシャツにタイトなスカート、そしてパンスト。きっと色っぽい彼女の目力は、メガネを通してみても容易に伝わることが想像できます。そんな衣装に身を包んだ彼女が強い視線を向ければ、目も心も奪われ、授業どころではなくなってしまうでしょう。でも、それと同時に、不登校になる生徒などはいなくなるかもしれません。
好きな異性や物を目の前にすると、人は瞳の瞳孔が大きくなり、目が潤うと言われています。
色っぽく、魅力的に感じさせてしまう彼女の目。それは、カメラの向こう側にいるファンに対しての、口では伝えきれない愛情が生み出すものだからなのかもしれなません。
(文=木嶋のりこ)
●きじま・のりこ
1988年、長野県生まれ。05年「制コレ」7テイルズ獲得。女優として『片腕マシンガール』(07)、『ピョコタン・プロファイル』(08=主演)。舞台『月葬(げっそう)』(09)。
ブログ「木嶋のりこのハッピーオムライス」
http://ameblo.jp/noriko-kijima/
公式HP「木嶋食堂」
http://mentaiman.com/attraction/kijima/index.html
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