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「カメラを見てると頭がボーっと……」84歳の”あらびき芸人”シズモさんを直撃!

sizumo.jpg「人生笑いが大切」と語るシズモさん84歳。

 本来は「掃き溜め」だったはずなのに、いつの間にか「芸人の登竜門」的な存在になってしまった『あらびき団』(TBS系)。

 そんななか、いま最も輝いている「ザ・あらびきスター」と言えば、芸歴3年・現在84歳の「シズモさん」だろう。

 本番中にネタを忘れること2回。3回目の出演となった7月6日放送分では、とうとう落語「まんじゅうこわい」を成功させた。お孫さんから祝福の花束を贈られ、まるで番組ご卒業のようなムードになっていたが……。

 そもそもシズモさんってどんな人なのか。調べてみると、「はらひがし企画」のお笑い芸人養成スクール・シニアクラスに所属している芸人さんらしい。その素顔を直撃すべく、稽古場を直撃した。

 ……が、稽古場にシズモさんの姿はない!

「シズモさん、トイレ中です」

 という説明を受け、待つこと数分。手を拭きながら登場したシズモさんは、マイペースで、席に着くなり先生の講義中にもかかわらず、小銭を机にぶちまけてしまっていた。

 休憩時間にいよいよ取材……。と、突然、お菓子をみんなに配り始めるシズモさん。芸人を志したきっかけについて語り始めた。

「前にいた養成所でお笑いのシニア部を作ったというのを新聞で見て、どんなのかな? って好奇心でちょっと行ってみたんですよ。主人も亡くなったから暇だし、習い事とかいろいろやりましたよ。歌は民謡やってるんだけど、先生が3カ月目に糖尿病が発覚して入院しちゃったの。文化センターの三味線とか尺八もいいなーと思ったら、尺八ばかりなのね。端唄もやったけど(中略)、琵琶を見学して、歌が楽しいから3年ぐらいやったんだけど、4年目の初めに先生が『辞めた!』と突然言って……」

 『あらびき団』でネタを忘れて沈黙してしまった人と思えないほど、滑舌良く大きな声で、芸歴ならぬ「習い事歴」についてマシンガントークで喋るシズモさん。

 もともとお笑いは好きだったんですか? と聞くと……。

「お笑いが好き、ねえ。まあ、お笑いが好きだったってことにしときましょう。そう言っとかないと、いろいろあるでしょうしね(笑)。目標の芸人さん? いないけど、たけしさんとかすごい評価高いですよねえ、映画とか。でもあの人、なんっか嫌いなのよねえ、ふふふふ」

 その後も「木彫」「吹き替えのレッスン」など習い事トークが続き、こんな大胆告白も!

「55年ぶりに彼に再会したんですよ。”元彼”。要するに捨てられたわけ(笑)。おっかない奥さんがいたから、ハガキを出すにも男名前で書いて、メールするためにパソコンも1年ぐらい習ったけど、むこうはパソコンしないし、使う前にむこうが亡くなってしまって(以下略)」

 『あらびき団』について聞いてみると……。

「落語もつっかえつっかえながら、最後までやったんですよ。でも、短くしてくれて、あんなところで切られて、『失礼しちゃうわ』と思ったんだけど、『あれがいいんだ』ってみんなが面白がってくれたんですよね。落語は……なぜかあの言葉……(しばし沈黙)、『おおかみ』という言葉がどうしても出てこなくて。なんででしょうね。私、あがらないんだけど、テレビ……カメラ? 3つくらい見てるうちに頭がボーッとしちゃって(斜め上を見ながら沈黙)」

 自分のことを「タラの頭(※からっぽの頭という意味らしい)だから、何も考えないの。それがいいんですって」と分析するシズモさん。キャラを作らず、”素”で輝く、日頃から「ザ・あらびき」な芸人なのだった。
(「サイゾー裏チャンネル」より)

初回限定BOX あらびき団アンコール あの素晴らしい芸をもう一度

まだ一度も観たことない。

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最終更新:2018/12/10 19:15
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