【WC2010】現地ルポ最終回 被害報告はわずか 無事に終わった南アワールドカップ!
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約4週間に渡っての南アフリカW杯の取材から帰国し、数日。つくづく日本は安全な国だなと実感している。夜の街を何の不安もなく闊歩できる。南アでは味わえなかった、快感だ。
とはいえ、治安問題などを理由に、大会前はその開催に疑念の声が多かった南アフリカW杯だが、終わってみれば大きな事故もなく無事に閉幕したといえるだろう。
史上3番目となる述べ300万人の観衆を集めるなど一応の成功を収めたアフリカ大陸初のW杯。聞いたところによると日本からも約3,000人のサポーターが現地を訪れたというが、在南ア大使館によれば「命にかかわるような大きな事故の連絡は受けていない」とのことだ。
日本人絡みでは、強盗の被害が2件報告されているというが、いずれも金品を奪われるにとどまり人的被害はなかったという。なお、強盗はどちらも試合終了後スタジアムから宿泊施設に戻る途中に起きており、会場は日本戦のあった地方都市のブルームフォンテンとダーバン。内ひとりは取材に訪れていたカメラマンだったとのことだ。
細かくいえば、置き引きやスリなどの報告が40件ほどあったというが、これは前回のドイツ大会でも20件から30件あったもので南ア特有のものではない。
開幕直後には、韓国や中国、スペインやポルトガルのメディアが強盗被害にあったことが話題になったが、南ア政府が約4万4,000人の警察官を投入し警備に当たったことが、抑止力になったのだろう。
そして、大きな被害もなく終えたことは、観戦者それぞれが細心の注意を払った結果でもある。筆者も期間中、恐る恐るの行動だったとはいえ、クルーガー国立公園やケープタウンのほか、ジンバブエ(ビクトリア・フォールズ)やボツワナ(チョベ国立公園)に足を伸ばして、世界遺産やサファリを堪能した。
治安の問題さえクリアになれば、美味しいワインはもちろん、抜けるように天高く美しい紺碧の青空など、これほど風光明媚な国はない。W杯を機に南アに興味を持った方がいたなら、ぜひ渡航をオススメしたい。スリリングな分、最高の旅が待っているはずだ。
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スペインおめでとう。
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