大相撲・野球賭博問題「切られたトカゲの尻尾」琴光喜と大嶽親方に待つ地獄とは
#事件 #暴力団 #大相撲 #賭博
日本相撲協会は28日の臨時理事会で、野球賭博に関与した大関琴光喜と、大嶽親方(元関脇貴闘力)に対しては解雇、もしくは除名の懲戒処分の手続きをとることを決めた。
両者は、野球賭博に関与した協会員の中でも、賭け金や常習性などで突出していたということで、事実上の永久追放となる。大相撲は、この件でNHKが放送中止を検討するなど崩壊寸前にまで追い込まれたが、この処分で一応の幕引きを計りたい姿勢だ。
ただ、角界関係者からは「まるでトカゲの尻尾切りのような処分」という声も上がる。
「実際にはもっと多くの関係者が野球賭博に関わっていたのに、一部の証拠が明らかな人だけが処分された印象だ。賭けゴルフ疑惑が上がった某理事も”真っ黒”のはずなのに……」と同関係者。
一方、捨てられた琴光喜、大嶽親方には「地獄が待っている」と、この関係者は付け加える。
「彼らは要するに暴力団のカモにされていたわけだけど、角界を出たって負け金が帳消しになるわけじゃない。収入がなくなる追放後、その支払いに追われるのは目に見えている」(同関係者)
一説には、既にその両名の”負け金”を回収しようと闇のブローカーが動いているのだという。その噂をキャッチしたという事情通に話を聞いた。
「追放される元力士をリングに上げられないかって話をしている人物がいるんですよ。昔、高田延彦がヒクソン・グレイシーと試合したのが、借金の支払いで渋々やったと言われていますが、本人に有無を言わさず総合格闘技の試合をさせちゃう可能性が出てきましたね」
しかし、琴光喜は34歳、大嶽親方は42歳。今から他の競技で成功するとは思えない。
「成功なんて求められてないですよ。曙と一緒で、打撃系の強いファイターにでも派手にKOされてくれれば仕事は完了。そのときだけ大きな注目を集めてスポンサーと高い視聴率で金を生んでくれればいいんですから。あとは本人さえやる気があれば、プロレスなんかに出てチョロチョロと生活費を稼げば、飢え死にはしませんよ」(同事情通)
大嶽親方はプロレスファンとして知られ、中学柔道部の一年先輩に佐々木健介がいて交遊もあり、実際にプロレス業界内でも歓迎の声が飛び交っている。あるプロレス団体のトップは「相撲軍団として売り出せるので、みんなまとめて引き取りたい」と話しているほどだ。
それにしても格式ある大相撲の大物元力士が、金に困って格闘技のリングで派手にKOされ、その後はプロレス転向で慣れないパフォーマンスにドタバタ……ということが本当にあったら、あまりに物悲しい末路にしか見えないのではないか。
曙の二の舞は、イタすぎる。
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