【WC2010】「退屈」「勝利を放棄している」岡田ジャパンを世界中のメディアが酷評中
#サッカー #ワールドカップ
どうやら日本では、南アフリカW杯の初戦でカメルーンを下した岡田ジャパンの話題で盛り上がっているようだ。某誌の担当編集者Tから聞いた話なので、どこまで当てになるかは分からないが、きっとそれなりには盛り上がっているのだろう。現地でW杯を取材する筆者も、カメルーン戦後には何本かの電話取材を受けたぐらいだから、きっとそうに違いない。
19日に行なわれたオランダとの第2戦は、惜しくも0-1と敗れたが、同日に行なわれた同グループのデンマーク対カメルーンが2-1でデンマークの勝利に終わったことで、日本はデンマークとのグループリーグ第3戦(24日)に引き分け以上で、決勝トーナメント進出が決まる。W杯開幕前は4連敗と結果が出ておらず、岡田武史監督がサッカー協会会長に”進退伺い”までしていたぐらいだから、よくぞここまで持ち直したと言えるだろう。
岡田監督が”ベスト4″などという非現実的な目標を掲げたことで、サッカーにそれほど詳しくない人は「グループリーグ突破ぐらいでなぜ大騒ぎ?」と思うかもしれないが、決勝トーナメントに進出するようなことがあれば、まさに快挙といえるのだ(サッカーを詳しくない方、その理由は周りのサッカーに詳しい方に聞いてください)。
ところで、世界は岡田ジャパンをどう見ているのだろうか?
日本とグループリーグ突破を争うライバルとなったデンマークでは、日本の初戦となったカメルーン戦について「つまらない試合」、「デンマークが恐れる相手ではない」と紹介。また、第2戦で日本に勝ったオランダの地元紙は、「日本は、平均的な技術しか持ち合わせていないが、労を惜しまず働くので負かすのは難しい」と一定の評価を与えながらも、全体としては「あのような守備的なサッカーは退屈で、初めから勝利を放棄しているかのよう」とバッサリ。そして、決戦を控えるデンマークの大衆紙では、自らの代表チームへの助言として日本の選手を取り上げてこんな言い方をしている。GK川島永嗣に対して「ミスなしでゲームを切り抜けることは滅多にない。たくさんシュートを放って、失敗を誘発させるべき」。W杯開幕後、俄然注目されている本田圭佑に対しては「前線では、オランダがしたように、90分間ケイスケ・ホンダをマークし続けろ」と。
果たして、岡田ジャパンの快挙なるか。
(取材・文=栗原正夫)
盛り上がりたい、気持ちはある。
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