祝「iPad」発売!! ますます盛り上がる電子書籍ブームはメディアをどう変える?
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──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ” プレミアム”な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!
ついに日本でも「iPad」が発売され、大々的に謳われている「電子書籍元年」は本格的にその幕を開けたといえるだろう。Kindleをはじめ続々と発売される電子書籍リーダーを嚆矢として、電子書籍のニューウェーブは21世紀のガラパゴス・日本をも飲み込もうとしている。電子書籍が本を駆逐するとも言われ、ただでさえ四苦八苦している出版業界は、追いうちをかけるかのごとくやってきた電子書籍に戦々恐々。一方で、新しいメディアの脅威にさらされているのは出版業界に限ったことではない。新聞やテレビなどの既存の大手メディアに対抗するかのようにニコニコ動画やUstreamといった新しいメディアが次々と現れては軒並み人気を博している。
そんな中、ネット上で若い研究者の論文を募集し公開するというプロジェクト「.review」を立ち上げた西田亮介氏が「電子書籍とメディアの関係」について語った記事が注目を浴びている。彼の使命は、自身の媒体を通して”知のハブ”を生成し言論を活性化させること。それは要するに、同人誌やウェブサイトなどの小さなメディアを持つことによって既存の大手メディアには出てこれなかった優れた人を世に送り出そうというシンプルなものではあるが、こうした流れはなにも最近はじまったわけではない。
いわゆるゼロ年代と称される2000年~2009年、血気盛んな若手評論家を中心にオールドメディアをハックするという動きは顕著に見られた。自身のミニコミ誌「PLANETS」で多彩な文化評論を展開している宇野常寛氏や、メールマガジン「SYNODOS」を発行し広い視野で言論をマネジメントすると同時に、自身も闊達に発言する荻上チキ氏などが代表的だ。彼らのようなゼロ年代の論客といわれる人々の議論は、抽象的なものに限らず社会的な問題にも及んでおり、その注目度は今やうなぎ昇りである。それは今年の2月にニコニコ動画で行われた、批評家の東浩紀氏や超人気ブロガーの小飼弾氏などによる「朝までニコニコ生激論 テーマ『ベーシック・インカム(キリッ』」において、述べ来場者数が5万人を超える驚異的な動員を見せたことからもわかるだろう。もはやネット文化は社会を語る上で欠かせないものとなっていることは、今さら言うまでもないだろう。
このように地殻大変動ともいえる大きな変化が訪れているメディア環境。しかし、ネットにあふれる情報を追うだけでは色々な情報があり過ぎてなにがなんだかよくわからない! という人も多いはず。そこで、「電子書籍って何がすごいの?」と素朴な疑問を抱く人も、「最近注目の論者を知りたい!」という知的欲望に満ち溢れる人も、ひとまず”プレミアム”な関連記事を読んでみてはいかがだろうか。今回は佐々木俊尚氏がレクチャーする今さら聞けない電子書籍の基礎知識から、新旧メディアを問わず縦横無尽に活躍する注目の論客たちまでをフィーチャー。広がりを見せる新しいメディア・ランドスケープに備え、知のアップデートをもくろむアナタへ贈ります。
【日刊Pick Up記事】
クラウド・ソーシングの新媒体「.review」発起人が語る、メディアの未来
2010年5月22日付
新しい時代を言祝ぐ福音なのか!? 電子書籍でメディアを読む プレミアムな記事紹介はこちら↓
【プレミアムな関連記事】
[レベル1:電子書籍とは一体何なのかを改めて]
賑わう 電子書籍リーダー 市場 読書のカタチはどう変わる?
2010年1月号(プレミアサイゾー)
でも、iPadって結局でかいiPhoneじゃないの?
“Kindle””iPad”電子書籍端末という黒船に対峙する日本出版界最初の一手!!
2010年3月25日付(日刊サイゾー)
現代版・勝海舟? 日本のおじさんたちも出版界のためにがんばってます。
[レベル2:新しいビジネスモデルを考える]
鍵を握るは「ネット」と「個人」新聞以後のメディアが百花繚乱!
2009年3月号(プレミアサイゾー)
twitterみたいな新しいメディアが続々と誕生なう。
若手評論家が語る「新聞・雑誌の死後」
2009年7月号(プレミアサイゾー)
サイゾー読者にはお馴染みの宇野常寛氏と荻上チキ氏の対談。
舌鋒鋭きお2人が侃々諤々メディアの未来を語り尽くす!
小飼 弾×元「スタジオ・ボイス」編集長 危うい雑誌の未来
2010年1月号(プレミアサイゾー)
私ごとですが、サイゾーも毎日雑誌の未来を憂いてます。
既存のレコード会社はもういらない!? nauが提案する新しい音楽の楽しみ方
2010年6月号(プレミアサイゾー)
お金の配分、Amazonが7:3ならこっちは8:2!
[レベル3:今後も活躍間違いなし! の論客たちをチェック]
“松本人志以降を総括する”インディーズ誌「PLANETS」お笑い批評特集
2009年5月31日付(日刊サイゾー)
昔の「QJ」が好きな人におススメ。
東浩紀&宇野常寛 冬コミ「ゼロ年代のすべて」&「Final Critical Ride 2」
2009年12月29日付(日刊サイゾー)
30分でわかる!? ゼロ年代のサブカルチャー。
批評家・東浩紀が選ぶヤバいくらいためになった本
2010年1月号(プレミアサイゾー)
作家、早大教授としても八面六臂の活躍を見せる彼の人が選んだのは、西田氏の名を一躍広めた”あの”本。
対談 速水健朗×後藤和智 「俗流若者論」にダマされるな!
2009年3月号(プレミアサイゾー)
ゆとり、ゲーム脳、草食系男子、全部嘘。
サイゾー本誌では「PLANETS」の連載が7月号より開始します! ご期待下さい!!
プレミアサイゾー
http://www.premiumcyzo.com/
森ガールにもわかるメディア論。
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