トラブル続きの”占い枠”にすっぽり!? 手相芸人・島田秀平がブレイクした深い理由
#スピリチュアル #占い #島田秀平 #裏チャンネル
今年に入ってから、テレビや雑誌でひっぱりだこ状態になっている、手相芸人・島田秀平。
『日刊サイゾー』でも、お世話になっていたりもするわけなのだが(参照記事)、とにかく大人気。元々、お笑いコンビ「号泣」として、『爆笑オンエアバトル』(NHK)などで活躍していたのだが、2008年に解散。その後、島田はピン芸人として活動し、手相芸人としてブレイク中だ。
占いとしてはずっと昔から主流として存在しているものなのに、なぜいま「手相」なのか。バラエティー番組の構成作家に聞いた。
「まず、芸人であるということで、基本的にトークがうまい、というところがありますよね。テレビ的なトーク力というのでしょうか。使いやすく、かつ共演者も絡みやすいコメントを残してくれるんです」
この「テレビ的な」というところがキーポイントであり、彼の占いで人気と話題を集めているのが、「KY線」「あげまん線」「覇王線」といった、オリジナルの相を次々に流行させているところにある。
「この響きが、テレビ的にものすごくキャッチーなんですよ。なおかつ、脅したりきつい言葉を投げたりするのではなくて、褒める方向の占い、そして視聴者も一緒に面白がれるタイプの『ライトな占い』というんでしょうか。そこが今のテレビに合っているんだと思います」(前出・作家)
ある意味、原点回帰とも言える手相流行りではあるが、そこには最近のテレビ界の事情があるという。
「今は、スピリチュアル的なものを敬遠する傾向にあるんですよ」
近年話題を集めた占い師やカウンセラーに、金銭トラブルやスキャンダルなどといったマイナス要素が浮上してきたことから、局やスポンサーが、うさんくささを感じるようなものを取り上げるのを控えているそうなのである。
「とは言え、パワースポット的なものを頻繁に取り上げていたりしていて、若干の矛盾もあるんですが、島田さんのようなタイプの占いだと、『これなら大丈夫だ』と判断できるんでしょう。お金的な被害も生まれなさそうですしね」
続々と新鮮な響きの線を「開発(?)」していることなどから、玄人筋からは批判の声も上がってはいるのだが、
「100人に一人の線、というのが意外と何人も登場したりしてますしね。本人もそのへんは十分承知しているとは思います。そういったことを気にせずに、言い切っちゃう。そこが人気の一番の理由じゃないでしょうか」
トラブルなどで少し隙間が生じていたテレビの占い枠に、すっぽりと収まった島田秀平。
「芸人としては、知る人ぞ知るぐらいのポジションだったのもよかったのかもしれませんね。手相で初めて知った人も多いようですし」
まだまだ人気は続きそうだ。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)
ズバリ!
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