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「空席祭りか定価割れ必至」Perfumeの10周年記念東京ドーム公演に賛否両論

pf.jpg「不自然なガール/ナチュラルに恋して」(徳間ジャパン)

 結成10周年を迎えたPerfumeが、11月3日(文化の日)にグループ史上初の東京ドーム公演を行うことが決まった。国内女性グループとしてはSPEED以来、2組目の快挙となるが、業界関係者やファンの間で早くも”空席祭り”や”定価割れ”が懸念されているという。ある週刊誌記者は次のように明かした。

「かつては、”ぱふゅーむ”として、”元祖アキバの女王”桃井はること秋葉原で打ち水イベントを行っていたPerfumeがついに東京ドーム公演まで漕ぎ着けました。10周年というアニバーサリーイヤーのクライマックスとなるライブで、タイトルは『1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11』という斬新なもの。日本武道館、代々木競技場第一体育館、横浜アリーナと徐々にステップアップしながら動員を増やしてきた彼女たちが、収容人数約5万人の東京ドームに挑みます」


 4月14日にリリースされたシングル「不自然なガール/ナチュラルに恋して」(徳間ジャパン)は、オリコンウィークリーランキングで初登場2位を記録。5月31日付ウィークリーランキングでは、推定売り上げ10万2537枚となっているが、シングルがわずか10万枚しか売れていないこの状況で東京ドーム公演を行うのは、時期尚早なのではないだろうか? ある音楽雑誌の編集者は次のように説明する。

「これはもう採算度外視の”思い出作り”でしょう。東京ドームの場合、会場も大きいだけにセットも巨大になり、その制作・設営にも多額の費用が必要です。その経費をペイするためにも、多くのアーティストは複数公演を行います。ですが、今回Perfumeはワンデイこっきり。これは損が出ることも理解した上で、下積み時代を含めて10年間がんばってきたPerfumeへのご褒美でしょうね。逆に今やっておかないと、もうできない可能性もありますから。あるいは、同じ女性グループで、東京ドームを目標に掲げているAKB48への牽制という見方もできるかもしれません。東京ドームを定価で満席にするのは人気アーティストでも難しく、X JAPANの復活ライブでも『Yahoo!オークション』で、アリーナ席ですら定価割れ、2階席は1000円代程度となっていました。また、2007年の倖田來未も500円程度で取引されるなど、キャパシティに見合わない人気のアーティストがライブを行うと相場がダダ下がりする傾向があります」

 損益分岐点など諸条件を考慮すると、現在の動員力で東京ドーム公演を打つのはギャンブルの可能性が高い。だが、これまでにもシングルの特典として、抽選で1名のファンの自宅を訪問するなどさまざまな遊び心を取り入れてきたPerfumeだけに、今回もなんらかの仕掛けを打つ可能性もありそうだ。Perfumeが東京ドーム公演でどのような”ファン・サーヴィス”を見せてくれるのか注目だ。
(文=ポイズン戸田)

不自然なガール/ナチュラルに恋して

不自然。

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最終更新:2010/05/31 18:00
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