『ヱヴァ新劇場版:破』特典フィルムが10万円突破 悪徳転売屋に警戒セヨ!?
#アニメ #ヱヴァンゲリヲン
『新世紀エヴァンゲリオン』を再構築した、新劇場版第2弾となる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。2009年6月27日に公開され、興業収入40億円、観客動員数290万人超を記録。新キャラクターの真希波・マリ・イラストリアスの登場や、クライマックスの怒涛のシークエンスなど、オリジナルを遥かに凌駕する圧倒的映像美と大胆なストーリー展開が話題となった。その待望のBlu-ray・DVDが5月26日に発売され、25日付オリコンデイリーDVD、Blu-rayランキングでそれぞれ1位を獲得。特にBlu-rayは19.5万枚で、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の初日記録12.2万枚を上回った。
そんな売り上げの原動力となったのが、前作『新劇場版:序』でも話題を集めた、初回版限定封入の特典フィルム。今回も、映像作品本体の定価を圧倒的に上回る値段で「Yahoo!オークション」で取引されているという。ある週刊誌記者は次のように明かした。
「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の映像の中から5コマが裁断されて、Blu-ray・DVD初回版に収められています。フィルムの絵柄はランダムで、まさに『ビックリマン』のシールのような感覚。現時点で最も高額を記録したのが、主人公・碇シンジが綾波レイを救出し、抱擁を交わすシーンで、なんと10万円で落札されました。そのほか、現在出品中の式波・アスカ・ラングレーの1ショットが8万円オーバーで、今後10万円を越える可能性もあります。人気登場キャラのシーンは高値になりますが、ランダムだけに、”ハズレ”も数多く、キャラクターが一切映ってない風景シーンや、ほぼ5コマ真っ黒という大ハズレも多々あるようです」
『新劇場版:序』の際には、ヤシマ作戦を終え、綾波レイがシンジにかすかに微笑むシーンのフィルムが15万2000円で落札されている。一方、このフィルム売買には弊害も出ているようだ。前出の記者は次のように続ける。
「『新劇場版:序』で、フィルムが高額で取り引きされることが分かり、今回はこの値段に味をしめた転売屋と思われるユーザーがフィルムを大量出品。さらに、別のIDを使って、値段を釣り上げる行為を行っている疑いもあります。本体であるBlu-rayも投売り状態で出品し、落札者が振り込んだにもかかわらず、発送せず、”非常に悪い”の評価が続き、アカウント停止になっている者もいます。欲しいフィルムがあっても、入札する際には、最大限の注意を払ったほうがよさそうです」
純粋なファン心理を蹂躙するかのような悪徳転売師も出現してしまった今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の”フィルム騒動”。微笑の綾波レイを上回る入札金額が出るのか、今後も注目だ。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【初回限定版】
捕獲!
【関連記事】
『ヱヴァ新劇場版:破』DVDとBlu-rayの値段差わずか110円 Blu-ray普及に貢献か?
綾波レイが描かれた”ヱヴァ”ギター、908万で落札されるも辞退者続出の裏事情
話題作のデータと徹底比較して見えた『ヱヴァ』シリーズ、ホントの実力
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事