踏み倒し、暴力団関与、DV、薬物疑惑……夏の参院選 タレント候補の醜聞累々
#政治 #参院選
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
7月に予定されている参議院選挙にタレント候補が乱立していることが、話題になっている。彼らに懐疑的な視線を送る向きも少なくないが、筆者もその一人だ。
特に気になるのが、ムード歌謡グループ「敏いとうとハッピー&ブルー」のリーダーである敏いとう。最近も、筆者が20年来親しくしている銀座のテーラーのM氏から「敏みたいな男が、国民新党から出馬するのは許せない」と怒りの告発が寄せられた。
M氏によると、敏は知人の紹介で、このテーラーで15万円相当のスーツをオーダー。ところが出来上がったスーツに難癖をつけて、一銭も支払わなかったという。さらに、それから数年後、この未払い事件を知らなかった従業員に今度はメンバー全員の白のスーツを注文。値段にして100万円。彼らのレコード・ジャケットには、メンバー全員がそのスーツを着て写っているにもかかわらず、スーツ代をいまだ支払っていないという。
敏についてはM氏からだけではなく、芸能関係者からも、暴力団との黒い交際や借金の踏み倒しという過去、それにギャンブル狂といった話を聞いている。敏と親しい芸能関係者に「国民新党の亀井静香は、このことを知っているのか?」と聞いたところ、「敏は、『警察上がりの亀井の秘書に”暴力団との関係だけは口にするな”と念を押された』と言ってました」と言う。つまり、国民新党も確信犯なのである。呆れた話だ。
また、昔、TBSの人気ドラマ『3年B組金八先生』で突っ張り女子中学生を演じていた女優の三原じゅん子が、子宮がんを克服した経験から政治に目覚めて、自民党から立候補するという。三原は、役の上だけでなく、私生活も突っ張っていて、1987年には恋人と一緒にいたところをフライデーされたことに激怒。記者に暴行を働いて、逮捕されたことがある。また、男性関係の乱脈ぶりはつとに有名で、イメージ商売の芸能人としては自覚に欠けるという批判も受けていた。イメージ商売といえば、政治家も同じ。気性の激しさや男癖の悪さが足を引っ張らなければいいがと、老婆心ながら心配してしまう。
関西からは、吉本興業に所属していた桂きん枝が、民主党から出馬することになった。きん枝はかつて、深夜に横浜市内の路上を18歳未満の女子と歩いているところを警察に任意同行され、援助交際疑惑が持たれ、一時、桂小文枝一門を破門されたり、薬物疑惑を取りざたされたりした過去がある。きん枝を知るお笑い関係者に聞くと「最近のきん枝はレギュラー番組もないし、高座の出番も少ない。要するに仕事がないから、政治家にでもなろうというスタンスですよ」と手厳しい。
さらに気になるのは、自民党から出馬する元プロ野球選手の石井浩郎だ。今年4月に写真誌で2度目の離婚が明らかになったが、離婚原因は石井の激しいDVだと報じられた。また、巨人時代には、球団に女性から「弄ばれた」というクレームの電話が何本かあったという。現役引退後、銀座などでもつ鍋屋をオープンしたが、そこで女性客をナンパしたという話も聞こえてくる。
かつて過ちを犯したからといって、政治家に不適切とは言い切れないが、人間、そう簡単に本質は変わらないのも事実。前回の参院選に出馬した女子プロゴルファーの横峰さくらの父親の横峯良郎は、当選後、賭けゴルフや女性スキャンダルが発覚したが、そんなことが起こらないように、各党、候補者の身体検査を徹底的に行ってほしいものだ。
(文=本多圭)
周囲はあまりハッピーでないようす。
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