「本能的にエロい目線を送っている」現役OL兼芸人・大久保さんの”イヤらしさ”
#お笑い #インタビュー #大久保佳代子 #オアシズ
「小4のとき、母子家庭だった同級生からドギツいエロ本を見せられて。全てはそこからです」、大久保さんは、自身の性の目覚めをこう語った―。
『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)をはじめ、数々の人気番組に出演中のオアシズ・大久保佳代子。現役OL兼芸人という独特のキャラクターも人気だが、さらに彼女からダダ流れるドス黒く甘美なエロスに魅了されるファンは少なくない。芸人とOL、二足のわらじを履き続ける生活とは? また、彼女から漂う”雌のイヤらしさ”の根源は何なのか。初のエッセイ本『私、地味女』(大和出版)が出版となったばかりの大久保さんに、話を聞いた。
――著書『私、地味女』では、嫌な上司とのエピソードをはじめ、日常をセキララに綴っていますが、あんなに具体的に書いちゃって大丈夫ですか?
大久保佳代子(以下、大久保) 大丈夫じゃないです。売れて欲しい反面、なんとか会社の人間に読まれない方法はないかと考えてます。
――本中の「芸能界とOLを行き来すると、自分がわからなくなる」という一節が印象的でした。
大久保 最近やっと慣れてきましたけど、以前はOLを3日間がっつりやった後、『めちゃイケ』みたいな大きい番組の収録に行くと、まず「何で芸能人がいっぱいいるの?」ってなって、慣れるまでに1日かかりましたね。反対に、テレビの世界はみんながチヤホヤしてくれるので、その気持ちが取れないまま翌日会社に行くと、「何で私がそんな単純作業しなきゃいけないのよ! 私を誰だと思ってんの!?」ってムカッとくる。バランス悪いんですよ……。
――テレビなど、さまざまなところで「エロい」と言われている大久保さんですが、意識的にエロスを放出しているんですか?
大久保 ”無意識の意識”っていうんですかねえ。「今、私、男の人にエロい目線を送ってるな」とかって、ふと思うことはありますね。
――気付いたらエロさが出てしまっていると。
大久保 そう、最初の発生は自然。それで、ふと自分を俯瞰で見た時、「ああ、私いつものやっちゃってる」って。本能ですね。でも、他の人との差って何でしょうね。物心付いた時から、お兄ちゃんのエロ本を見てたからかなあ。
――ちなみに”性の目覚め”はいつですか?
大久保 小4の時、同級生に母子家庭の女の子がいて。その子の家に集まった時に、ドギツいエロ本を見せられて、「男と女はこういうことするんだよ。で、子どもが産まれるんだよ」って言われて。全てはそこからですね。その後は、女友達と朝5時に学校で待ち合わせして自販機でエロ本買ったり、神社の裏に落ちてるエロ本を探しに行ったり。
――男のようですね(笑)。ちなみに愛のないセックスには、肯定的ですか?
大久保 大人ですし、いいとは思いますよ。私の場合は、35歳超えた時点で全くなくなっちゃいましたけど。
――今、男性からそういうお誘いがあったら?
大久保 う~ん。来たら来たで、私も酔っ払いながらも、「こいつとそういう関係になったら面倒臭くないかな」とか、その人の仕事とか年収のことを考えてるような気がする。でもそんな私に有無を言わせない感じで、巻き込んで来て欲しいですね。男性ホルモンをプンプン匂わせてもらって、ガンガン酒飲ませてもらって、で、なんか気付いたら……っていうくらいの感じ。全然流されますよ、私。
――実際は、そこまで巻き込んでくれる人がいないと。
大久保 そう! 不満です。近頃って、「飲みに誘ってくださいよ~」とか言う男、多くないですか? 「男だったらお前が誘ってこいよ!」って思う。
――著書に「女芸人はモテない」って書いてますが、実際そうなんですか?
大久保 女芸人のことを「可愛いし全然OKだよ」って言ってくれる男性って結構いるんですけど、じゃあ実際、付き合うかってなると、引かれる感じはありますよ。”普通の女の子とはちょっと違う”みたいな面倒臭さがあるのかなあ……。
――ところで、大久保さんと大の仲良しの北陽・虻川さんが、レストランシェフと婚約されましたが。
大久保 虻ちゃんが私に「レストランにいい人がいるので、一緒に行ってください」って言ってきたところから、婚約までの流れを全部見てるので、「人ってこうやって付き合って結婚していくんだなあ。すごいなあ」って思いますね。虻ちゃんとレストランに食べに行った帰り際に、そのシェフが虻ちゃんにだけ個人アドレスを書いた名刺を渡して。それ見て私が「いいな、いいな」って言ったら、私にはパンを持たせてくれたんですけど(笑)。
――仲良しの女芸人が結婚していく中で、大久保さん自身、焦りはありますか?
大久保 ありますねえ。今、38歳なんですけど、39歳で結婚して、40歳か41歳で出産っていうのに期待かけてます。
――「日刊サイゾー」で結婚相手を募集してみませんか?
大久保 う~ん。周りの人がそういうことをやってくれると、「え……」ってなっちゃうんですよね。まあ、でももし私に女として非常に興味があるという方がいれば、いったんサイゾーに連絡してください。そこでサイゾーを経由して知りたい条件を提示して審査にかけます。……って何様だ(笑)。
ということで、大久保さんとの結婚を本気で考えたいという男性は、「日刊サイゾー」までご一報を。尚、地位と収入が平均を優に越える、関東在住のイケメンセレブ男性に限らせて頂きます。
(取材・文=林タモツ)
私、地味女
女芸人として華やかな芸能界で活躍する一方、会社の片隅でクレーム処理をし続けている大久保さん。ギャップの激しい日常生活で悩んだりイライラすることは、女子なら共感せずにはいられないことばかり。みんなから嫌われたくない、合コンで連絡先を聞かれなかった、後輩に嫉妬する、会社のランチタイムが苦痛など、どうにもならないことだからこそさらっと笑ってしまいたい。なんだか疲れた、とため息をつく女子にぴったりの1冊。大和出版刊/1365円
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